映画「ヒトラー~最後の12日間~」
第二次世界大戦末期、首都ベルリンにソ連の侵攻を許したナチスドイツが崩壊するまでの12日間を描いた作品です。
最後の最後まで妄言を続けた挙げ句に自決した総統ヒトラー、幹部も粛清を恐れて意見を言えない多数派とヒトラーを盲信する少数派で結局は最悪な結末へと突き進みます。
負けると分かっているから最前線で兵士が戦っていても軍本部では酒盛りが延々と続き、市内では秘密警察が多数の市民をスパイ容疑で街中に吊るし首にする狂気の世界が繰り広げられます。
ヒトラー自決後に彼の女秘書たちが身分を隠してベルリンを占拠したソ連兵から逃れて物語は終わります。
エンドロールではナチスの誰がどんな死に方をしたのか延々と流される、NHKのドキュメンタリーみたいな映画でした。
反ナチスの映画は毎年量産されているイメージがありますが、これは欧米のトレンドなのでしょうか…?