アニメ「僕だけがいない街」を一気見。
原作未見、実写版の映画を先に観てのアニメ鑑賞です。
映画を先に観てしまったので、その流れを確認するようなアニメ鑑賞でしたが、細かく丁寧に作り込まれていて好感が持てました。
アニメは映画の3倍近い尺があるので、当然と言えば当然ですね。
映画とアニメで「僕だけがいない」の意味合いが全然違っていて、映画は悟の死後、アニメは悟が昏睡状態の15年間を指しています。
観る順番が逆だったら、映画のバッドエンド(悟の死)に衝撃を受けるところでした。
こうもラストが違うとは…
アニメでは悟が眠っていた15年間が、八代に誘拐殺人を犯させなかった「縛り」を生んだのもポイントですね。
悟は29年間を生きてタイムリープしているので、15年眠っていたとしても実年齢と変わらない人生を生きてはいます。
しかし八代は29歳からの15年間を悟の「先読み」の謎に支配されて、彼らしい(殺人鬼としての)人生の1/3を喪失してしまいました。
もちろん狡猾な殺人鬼の八代に同情はしませんが、悟の「先読み」の真実を知りたい八代を悶々とさせた壮絶な焦らしプレイは一番の罰だったかもしれません。
そして15年後の雛月の結婚相手にはビックリでした(笑)