巨人・高木京に下されたコミッショナーの裁定は失格1年、他の元投手3人の無期失格と比べて軽いペナルティになりました。
高木京の関与が元投手3人と同時期に発覚していたら、一律で無期失格だった事でしょう。
元投手3人と違うタイミングで発覚したことで、高木京個人の関与の程度を吟味してもらえた格好です。
しかし逃げ切りを図った者のペナルティが軽くなるのは「?」で、高木京を「守りたい」と語っていた元投手も処分の格差に「ふざけるな」の思いでしょう。
野球賭博に関与しても球界復帰の道を残した今回の裁定は、主力クラスの関与がゾロゾロ発覚しても救済可能にする「伏線張り」な気がしてなりません。
その恩恵(?)は巨人に限らず12球団に及ぶでしょうから、各球団にとってもポジティブ。
野球協約が骨抜きにされても困りますが、先輩に強要されて1度だけ参加…でも復帰の道があるのは、ファンにとっても悪い話ではありません。