映画「天空の蜂」
テーマは原発ですが最近は80年代を描いた作品の映画化が多いですね。
「ソロモンの偽証」に「イニシエーションラブ」そして「寄生獣」もです。
きっと監督さんがその時代を謳歌されていたのでしょう(笑)
さて「天空の蜂」ですが、巨大ヘリ・ビッグBが一瞬ギガントに見えました。
因みに「未来少年コナン」も80年代アニメです。
最後まで引っ張ると思っていた、ビッグBに取り残された高広少年の救出が意外と早く完了してしまい、後半はテロリスト2人の物語にシフトします。
彼ら2人が凶行に及ぶ経緯がザックリ過ぎる気もしましたが、テロに正当な理由がある筈もないので仕方無いですね。
テロリストの1人・雑賀(綾野剛)は元自衛官で元航空技術者で元原発清掃員、あまりに偏ったスペシャルな経歴を持っています。
あまりに都合良すぎるマルチな技術を持っていて、何でも屋の「白夜光」桐原亮司を思い出しました。
もう1人のテロリスト・三島(本木雅弘)の捨て駒に過ぎなかった雑賀ですが、無駄に天才過ぎて「一体何者?」な違和感がありました。
役者さんでは石原けい(冷えきった夫婦仲を好演)、落合モトキ(若手刑事に見えて妻子あり)が良かったです。
昭和の事件のドキュメントみたいで、敢えて粗くした映像が印象的でした。
平日午後の部、推定観客数20人でした。