映画「イミテーションゲーム」
実在した英国の数学者アラン・チューニング(ベネディクト・カンバーバッチ)を描いた作品で、彼の開発したマシン「クリストファー」がナチスの暗号エニグマを解読して世界大戦を早期終結に導くストーリーです。
主人公が銃弾飛び交う戦地に赴かない異色の戦争ドラマですが、エニグマを解析しても今度は人の生死を選別する作業が待っている過酷な戦いを強いられます。
仲間の兄がドイツ軍の標的になっていても、敢えて見殺しにしなければならないのです。
戦争に勝利しても暗号解析の功績は誰からも称えられる事なく秘密裏にされて、チューニングは41歳で不遇の最期を迎えます。
何とも壮絶な話ですね…
マシンの名前「クリストファー」にも秘密があって、それを知ってしまうと大戦終結後にマシンを燃やすシーンは辛すぎます。
英国政府がチューニングの功績が明らかにしたのが僅か2年前、2013年というから驚きです。
とても見応えのあった作品でした。
公開2日目の土曜のレイトショー、推定観客数60人でした。