今週のグランドスラム。
2回戦を勝ち抜いた三咲高は5試合で1失点、4試合連続無失策の好成績。
三咲高ナインは「守備だけなら神奈川でも上位じゃないか?」と談笑しながら球場を出ましたが、そこに横北のエース三木山が待っていました。
全国制覇から凱旋したばかりの三木山の周りにはマスコミを始め黒山の人だかりができる人気ぶり。
さっきまで浮かれていた三咲高ナインは、敢えて考えないようにしていた次の対戦相手・絶対王者の横北を意識して顔面蒼白になります。
もし圧倒的な力の差を見せつけられたら、甲子園出場は不可能だと思い知らされる試合になるからです。
意気消沈する三咲高ナインでしたが、横北戦の重要さを知る一心は顔を上げて三木山を見据えます。
さわやか三木山は遠巻きから「いい試合をしよう」と一心にメッセージを送り、一心はコクッと頷いて応えます。
試合当日、球場に着いたばかりの横北の監督に緊張の面持ちで挨拶に行く渡部監督。
かつて横北の野球部をドロップアウトした元教え子の渡部監督、果たして思い出してもらえるか…で次回に続く、です。
渡部監督の雰囲気から察するに、気まずさ、後ろめたさがあるような…?
実力不足や嫌われて干されたというより、監督の期待に応えられなかった(逃げ出した?)感じですね。
試合が終われば「君らしいチームだ」とお褒めの言葉が出てくるのでしょうが、試合が終わるまではジリジリしそうです。
蔵座の推薦取消しは「ウチに入ったら君(=渡部監督)のように潰れてしまうと思った」なんて理由があったのかもしれませんね。