先週のグランドスラム。
蔵座が横北高に行かなかった理由は、海王シニア最終戦で大ケガした自分の推薦を取り消し、チームメイトで一塁手兼控え捕手の奥田に鞍替えした横北高への不信感にありました。
その奥田は反目する正捕手・蔵座の指示を無視して本塁に暴投、蔵座が大ケガするキッカケを作った因縁の選手です。
蔵座には推薦を逃しても一般入試を受ける道が残されていましたが、それを拒絶する程の大きな傷になっていました。
横北高とチームメイト(=奥田?)を信じられなくなった蔵座は三咲高に入学。
甲子園に執着するあまり、野球未経験の一心を門前払いしようとした頑なな所もありましたが、そんな蔵座を変えたのは一心でした。
「人とまっすぐ向き合う大切さ」を一心から学んだ蔵座はコミュニケーションを重視したチーム作りをしたいと決意したのでした。
集団行動を拒否する蓮池への厳しい態度は、排除目的ではなく蔵座なりのコミュニケーションだったわけです。
明くる日、蔵座は密かに徹夜して作成していた、各部員を個別にアドバイスする資料&DVDを部員にプレゼントします。
当然、蔵座と顔を合わせれば一触即発の蓮池の分もあります。
綿密に自分を観察して作られた資料から蔵座の本気さが伝わったのか、蓮池も「気色の悪いヤローだ」と悪態を付きながらもニヤリ。
いい雰囲気になって次回に続く、です。
う~ん、なかなか良い話じゃないですか!
蔵座の態度が高圧的で誤解を生みやすいのは仕方ないですね。
一心ら1年生が卒業するまで尾を引く大事件の起きる「予告」もあった合宿ですが、平穏無事で終わりそうで良かったです。
過去に確執のあった相手でも、学ぶべき所があれば意外と素直に受け入れる(=相手を認める度量がある?)のも実力至上主義の蓮池らしいです。
蓮池が認めた一心、渡部監督、そして蔵座のいる野球部は強くなりそうです。