映画「レ・ミゼラブル」観てきました。
何でもミュージカル調に唄いながら話すので、日本語版が無い事に納得です。
最初はこの物語か何なのかわからない、囚人たちによる大型船の引き揚げシーンから始まります。
思えばココが一番金がかかっているような…?
神出鬼没のジャベール警部に怯える市長バルジャンが良かったですね。
学生のデモ隊に捕まったジャベールの縄をほどいて解放したバルジャン。
「君に恨みはない、君は職務を全うしただけだ」
う~ん、カッコイイ!
それでいて、負傷したマリウスを抱えて命からがら下水道を出るところをジャベールに見つかったバルジャン、今度は見逃してくれと懇願したり…
まさに天敵!
バルジャンとジャベールのスリリングなやり取りが最高でした。
残念だったのは、バルジャンの逮捕歴を知ったマリウスがバルジャンを誤解して、コゼットとの親子の仲を引き裂こうとする「嫌な奴」さがオミットされていたことです。
本当のバルジャンが善行の人だと知ったマリウスが、心から謝意を示すシーンが描かれなかったのは惜しかったですね。