今月のクレイモア。
突如、ラキの元に訪れた男の覚醒者、クロノスとラーズ
彼らはラキの筋肉の付き具合から大剣を振るう特殊な訓練をしてきたと見抜いて、そのルーツを訪ねに来たのでした。
ラキはイースレイに剣を教わり、一緒に旅をしているうちに彼が普通の人間でないと薄々感じていたが、旅の途中で別れてしまったと正直に告げます。
クロノスは、イースレイが「男の戦士」時代の元ナンバー1で、覚醒した仲間たちを葬るために自分の意思で覚醒したものの、ミイラ取りがミイラになってしまった経緯を話します。
執拗な追跡者「深淵喰い」にイースレイが殺されたと知っても、死期を悟ったイースレイが自分達を守るために突き放したのだと感じていたラキに動揺はありません。
肉塊から解放されたプリシラが周囲にいた者たちを襲わずに戦いの場を移動させた理由について、クロノスはプリシラと共に旅をしていたラキの存在を挙げて「有効な刃になる」と予言。
クロノスらの来訪に気付いたミリアは、ラボナ周辺にいる覚醒者の力を借りようと、打倒プリシラの計略をクロノスに打ち明けます。
ミリアの提案に対して、クロノスは協力するかは状況次第と曖昧な返事をしてラボナから去っていきます。
ダーエとルブルを最強の覚醒者プリシラの元へ誘うように、聖都ラボナに向かって歩みを進めるカサンドラ。
そして、森の中を歩く女の下半身からリフルに似た子供の覚醒者が誕生して次回に続く、です。
イースレイの生涯を語り尽くした前半から衝撃のリフルJr.誕生まで、実に濃い回でした。
ミリアの仮定、仮定の妄想ビクトリープランは相変わらずで、クロノスが「様子を見てから」と加担に躊躇するのは当然です。
興味深いのは、カサンドラが正気を取り戻す可能性がある、というミリアの願望込みの「決め付け」が実現するかです。
一時的に共闘したとしても、カサンドラやクロノスたちは人間を食糧とする覚醒者なので、ミリアたちと相容れる存在ではないのですが…
イースレイについて何を聞かされても動じないラキの頼もしさはイイですね。
クロノスが察知したところを見ると、リフルJr.は聖都ラボナの近くにいるようです。
リフルの記憶をリフルJr.が引き継いでいたら、自身の仇・プリシラと戦うミリアに加勢しそうですが…
プリシラがカサンドラを、意思無き生命体がリフルJr.を吸収したら、両者の力関係は平行線のままになりますね。