25日に迫ったドラフト会議。
大阪桐蔭・藤浪、花巻東・大谷、亜大・東浜、東海大・菅野のビッグ4に指名が集中しそうです。
いち早く藤浪1位を公表した阪神、オリックス、ヤクルトの3球団とは対称的に、全く情報が出てこない球団もあり、まだ各球団の1位指名が誰になるのか混沌としています。
大学No.1評価の東浜には広島、ロッテ、横浜の指名が集まりそうです。
横浜は東浜と並んで菅野も1位候補に挙げていますが、菅野指名には踏み切れないでしょう。
楽天も菅野に未練を残しながら、規定路線の地元の逸材・大谷に落ち着きそうです。
その大谷はメジャー行きの可能性があり、彼の1位指名を公言すると後で他の候補に鞍替えしにくい特殊な事情があります。
日ハム、ソフトバンク、西武が態度を明確にしないのは、大谷が1位候補の最上位にいるからかもしれません。
大谷と並んで、ソフトバンクは東浜、西武は藤浪に関心があるようですが、日ハムは「一番の投手に行く、菅野は一番の投手ではないので指名しない」と秘密主義を貫いています。
菅野の希望球団・巨人は菅野1位を公言しながら、スカウトを張り付かせていた大谷がメジャー断念なら1位は大谷、菅野は外れ1位か2位になる可能性もあります。
中日は本命視された愛工大名電・浜田の順位を落として、1位候補の再検討を始めました。
大谷の動向次第で状況は大きく変わりそうですね。
外れ1位候補として大学・社会人の150キロ右腕が3~4人浮上しています。
それだけのスピードを誇りながら1位入札を勝ち取れないのは何かが欠けている証拠でしょう。
それが単に中央球界での実績だけならよいのですが、スカウトの眼力にも注目ですね。