三年ぶりのセ・リーグを制した巨人。
長野、藤村、坂本、阿部、高橋由…
巨人打線の上位を占める生え抜き選手は皆、ドラフト1位。
本塁打は減らしながらも統一球にアジャストして、打率は導入前に戻してきている一流打者ばかりです。
少子化や他のプロスポーツが脚光を浴びるようになって、野球をする少年は減少の一途。
メジャー級の素質ある選手は一握りの投手に限られ、野手の人材が枯渇しているのが実情です。
「残り物には福がない」と胆に命じて、大物野手がいたら積極的に1位で獲りに行かないとチームは小粒化する一方です。
大学、社会人で鍛え上げられプロ入りする努力型の選手も数多くいますが、守りは無難でも打に特徴のない選手が殆どです。
「何かやるぞ」と期待させる大物打者は、今や150キロ投手よりレアな存在になっています。