出場機会を求めてソフトバンクを退団したカブレラ。
補強に積極的な球団は既に新外国人を決めてしまっているので、40歳のベテランに声を掛ける球団は無さそうです。
阪神には縁の無さそうなカブレラですが、55本塁打も射程圏内の全盛期に「阪神・カブレラ」が誕生する可能性がありました。
かつてシーズン中にも関わらず、オフに西武との契約が切れるカブレラ側から「来季は阪神でプレーしたい」と売り込みがあったといいます。
西武が優勝争いしている最中での移籍先探しに「そんな選手は要らん」と断ったのが当時の指揮官・岡田監督でした。
奇遇にもオリックスで監督、選手の間柄になる二人ですが、岡田監督は主砲カブレラを特別扱いせずに徹底して一選手として扱いました。
一塁を守りたいとDHを拒否したカブレラを問答無用で二軍に落とすなど、1年かけてフォア・ザ・チームを教え込んだかと思いきや、翌年カブレラはソフトバンクに逃げていきました。
阪神というよりは岡田監督と縁のあった選手ですね。
そんなわけで意外と身近に感じていたカブレラですが、衰えた長打力に統一球が追い討ちをかけて「お騒がせ男」も日本球界を去ることになりそうです。