録ったままだった劇場版ガンツを観ました。
舞台が夜という設定が裏目に出て、戦闘シーンは真っ黒。
何をやっているのか全くわかりません。
暗がりの中で巨大なスクリーンをジ~ッと見る映画館なら判読できたのかもしれませんね。
ネット上では散々叩かれていたようですが、原作の完全再現を目指すなら連続ドラマでもない限り無理です。
商業的に成功しないと続編を作れない映画では、ミッションごとに一本充てるわけにもいきません。
そうした制約への理解は必要だと思います。
ラスボス変更も人間大の千手観音の恐ろしさは回を重ねないと表現は難しいですし、インパクトある大仏になったのは仕方ないでしょう。
ちなみに劇場版の桜井は原作の桜井とは全くの別人です。
風貌は原作の北条、稲葉ら「長身イケメン枠」ですが、玄野をリーダーと認める従順さは桜井。
原作の複数のキャラクターを混ぜ合わせて、超能力などの際立った個性を削ぎ落としたのが劇場版・桜井というわけです。
続編「パーフェクトアンサー」では玄野の味方として少しだけ活躍します。
二作まとめて観れば、よく纏まっていると感じられます。
始めから叩く気満々で観ていたら勿体無いです。