今月のクレイモア。
カサンドラより早く聖都ラボナに到着したミリアらを待ち構えていたのは、プリシラを一目見ようと興味本意で集まった覚醒者の一団。
ナンバー2のオクタビア、男の戦士時代のナンバー4クロノス、ナンバー6ラーズなど、一癖も二癖もありそうな面々です。
聖都ラボナを取り囲んで傍観する彼らはプリシラ以外には関心がなく、ミリアらと戦う意思はありません。
いかなる事態が起こっても逃げ延びる自信がある彼らですが、その甘さが命取りになりそうです。
聖都ラボナの中に持ち込まれた肉塊からプリシラの半身が抜け出ており、復活間近な極めて危険な状態。
すでに住人は避難しており、ミリアらを出迎えたのはガラテアら元戦士3人と僅かな兵のみ。
緩やかに聖都ラボナを目指していたはずのカサンドラの異変に覚醒者クロノスらが気付いて次回に続く、です。
覚醒者オクタビア、クロノスらの登場は意外でした。
情報を収集、共有することで組織から生き延びてきた彼らは(組織を潰したミリアらに対しては)理知的かつ穏健で、人間を襲って内臓を貪り食う覚醒者本来のイメージとは真逆に描かれています。
聖都ラボナヘの選抜メンバーは少数精鋭で誰も殺せない状況でしたので、覚醒者たちは「殺され要員」としてのゲストなのでしょう。
ミリアらにとっても人間を捕食する覚醒者の一掃は、遅かれ早かれ実行しなければならないテーマ。
探し出して討伐する手間が省けたようなものです。
ラキに微笑みかけたオクタビアにしても、ラキ1人だったら食い殺されていたかもしれないので同情する必要はありません。
強力な覚醒者さえ片付けば、ミリアらが別の大陸に渡っても問題ない環境が整います。