「スペック~天」 | dmitri2011さんのブログ

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公開から1日遅れ、8日レイトショーで「スペック~天」を観てきました。



スペシャルドラマ「スペック~翔」のような裏をかく謎解き要素は少なく、大スクリーンで見応えのあるシーンが多く出てきます。



例えば自らの肉体を変化、巨大化させるスペックホルダーが登場、スクリーン狭しと巨大な蛸足の化物が暴れ回ったり…



まさかのオクトパスオルフェノク激情態!?



仮面ライダーや戦隊物で巨大モンスターを出すのが得意な東映ですが、これを世界観の違うスペックでやられてもミスマッチ。



どんでん返しと言えば「ニノマエの生死」くらいですが、これもテレビドラマから追い掛けているファンだけの関心事です。



次回作「スペック~欠(?)」への伏線ばかりで多くの謎を残しており、単独で楽しめるエンターテイメントになっていません。



この映画で初めてスペックを観る人でも楽しめる、という触れ込みはダウトでしょう。





ラストでは未来にあたる2014年、崩壊した日本が描かれ、瓦解した国会議事堂を前に立ち尽くす雅の姿が。



彼女が手にした野々村の遺言状は当麻、瀬文らの死も匂わせています。



当麻の左手のスペックは封じ切れておらず、当麻本人の意思とは無関係に禁断のスペックホルダーを召喚して世界を破滅に導く…



そんな終焉が既に暗示されています。





刑事ドラマが一転、黙示録やらイエス・キリストの再来やらテーマが壮大になりすぎて個人的には消化しきれずにいます。



細かいディテールは相変わらずの面白さなので、もう一度観たらイメージが変わるかもしれませんね。



歴代の津田助広プロマイドがツボでした。



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