過日2月23日の 天皇誕生日 は、局地的に大寒波に見舞われたものの、私の住む大阪ではさしたる寒さも感じませんでしたので、ぶらりと大阪の街の散策に出掛けてみることにしました。
と言うことで、今回もエンジョイエコカードを最大限に活用するため、早朝5時過ぎに最寄りの北花田駅から乗車します。
で、早くも6時には最初の目的地でもある新大阪駅に到着しましたが、ここより 入場券 を購入しまして、新幹線ホームへと入りました。
訪問日がたまたま連休であったこともあり、早朝にも関わらずコンコースは多くの乗客で溢れていましたが、私のお目当ては先日デビューを果たした ディズニー新幹線 で御座いまして、東海道新幹線では初のフルラッピング列車でもあるのです!
と…ほどなくして鳥飼車庫から回送されてきましたで!
兄貴よ!
東海道新幹線を保有する JR東海の初代社長 須田寛氏 は、新幹線の白と青のカラーリングを死守すると申していおりましたが、過日他界された瞬間に手のひらを反すがこどくフルラッピングを敢行し、その第一弾がこの ディズニーとのコラボ という訳なのです。
まあ、全体的にゴテゴテ感が無く、どちらかと言いますと上品なラッピングで、近くで拝見してみますと確かに一般受けはしそうですが、車内もまた派手さの無いさりげない演出が施されておりました。
さて、「ディズニー新幹線」の発車が6時42分でしたので、これを見送ってからお次は 山陽新幹線のホーム へ急行しましたが、こちらは今や東海道から引退したN700系の兄貴に当たる700系が停車していて、かつては対福岡で航空機からシェアを奪回すべく投入された旗手でもあり、 レールスター という名称が付けられた列車なのです!
で、先っぽがチョンがっているこちらの車両は、日本で初めて営業時速300km/hを達成した500系新幹線ですね!
N700系に700系に500系…
もうこんなん鉄道好きにとってはパラダイス以外の何者でもなくて、なおかつ入場券は140円で2時間まで堪能しまくれますから、コストパフォーマンスは最高で、至福のひとときを堪能できました!
Xの動画もどうぞ→
コストパフォーマンス最高! 2時間たった140円で鉄分が満タンになる東海道新幹線新大阪駅。 大人も子供も爺ちゃんも…鉄道好きならオススメです。 #ディズニー新幹線 #700系レールスター #500系 #新大阪駅 pic.twitter.com/1plHDHXubg
— わんこ (@c4Y2v9RCk6l5pCA) February 24, 2025
さて、「あ~う~」と言っている間に2時間が過ぎましたので、お次は再び地下鉄に乗車し、本町駅から中央線に乗換え…
到着したのが、終点の 夢洲駅(ゆめしまえき) で御座います。
ご存知、こちらは間もなく開催が予定されております 大阪・関西万博 の最寄り駅で御座いまして、先日に先行開業されたと聞きましたから、 「どんなんかなぁ~?」 と思い降りてみました。
と言いましても、地上に出ても自販機のひとつすらありません。
ほんまに、な~んもおまへん!
けど、目の前には 万博の東ゲート があって、今は柵で覆われてはいるものの、 大屋根リング の一部が垣間見えますから、否応なくともテンションが上がってきますね!
まあ、万博に関しては賛否両論あるのは承知だし、かのEXPO70から比較しますと圧倒的なショボさは否めないものの、やはりこうして会場を目の前にしますと いっぺんは行ってもへへんちゃう? と思ったりしましたね!
あと、ちょっと変わったところでは夢洲駅のトイレでして、いわゆる ジェンターフリートイレ という名称が使われておりました。
要は誰でも入れるトイレであって、大阪のオバチャン特有の 今だけ男 と断わらずに入れるトイレでもあるので、オバチャンらの禁じ手は使えませんね…💦
反面、なぜか全ての個室をメチャクチャ広くとったがゆえ絶対的な個数が足りない印象で、今は良いとしても開催時を考慮しますと変にお高くとまるのでは無くて、簡素でも良いから数を多く設ける方が得策だと思いましたが、どうでしょうか吉村はん?
あと、傍らには 赤ちゃんルーム とオムツの自販機も備わっておりましたので、小さなお子さん連れでも安心ですね!
さて、少し興奮気味に万博の雰囲気を味わった後は、再び地下鉄に乗りまして、お次は 四天王寺さん を詣でることにしました。
門前通りには、母校の浪速高校恩師・見村先生から「一度は食べに行くように…」とお達しがあり、かつ同校のOBが経営している はやうち と言うお蕎麦屋さんがあるので、ちょうどお昼時でしたので覗いてみましたが長蛇の列…
仕方なく他で食事を済ませてから境内に入りました。
「灯台下暗し」とは良く言ったもので、我が家からさほど距離が無い四天王寺さんを詣でるのはこれで二度目であって久しく訪問していませんでしたが、独特の凛とした空気が境内を包んでおりました。
そして、ここより谷町筋を挟んで対局にあるのが 一心寺 というお寺で、ここには母方の祖母と父の産みの母親が眠っていますので、これまた久しぶりに手を合わせてきました。
※産みの母親Dさん/このDさんの兄(長男)の孫さんが宝塚歌劇団OG鈴奈沙耶さんです。
古くから当地の永代供養寺として有名で、ゆえにインバウンドの姿は皆無でしたが、これまた合掌することで清々しい気分になりました。
振り返ってみますと今回の散策は今までとは違い、午前中は意気揚々として興奮を隠せなかったものの、対して午後はその雰囲気に圧倒され、口数も少なく凛とした気分に包まれるという一風変わったものでしたが、一心寺からの帰路にたまたま通った道沿いに、無数の観音様が鎮座されている施設があり、その中を回遊することが出来ました。
こちらは、 一心寺 三千佛堂 という施設で、神仏にはとんと興味が無い私ですから、一瞬 狐につままれたか? とも思いましたが、先ほど手を合わせたことにより、ここへ導かれたのかも知れませんね…?
その先にあった公園を通りますと梅はすでに満開を過ぎており、その甘い香りがする花々を愛でていますと不思議と心が暖かくなり、一足先に私に春を告げてくれたかのようでした。