つめ放題に食べ放題…

人間という動物は、「時間や範囲が限られれば定額ですよ!」という言葉に弱く、ついつい度を越してしまうことがままあるのである。

 

     

 

さて、寒かった1月も終わりに近づいてきましたが、先日親戚の奥様から 「愛媛・松山の動物園へ行くにはどうすればよいのか?」 という質問を請けましたが…?

 

     

 

空路でも陸路(JR)でも乗り継ぎが発生しますし、そもそも方向音痴な方ですから「恐らく無理です!」と返答しました。

 

 

 

しかし、私個人的にも愛媛・松山は久しく訪問しておりませんし、鉄道好きゆえ 新しく高架化された松山駅 や 伊予鉄道 にも乗ってみたかったので、だったら同行しようということに相なりましたが、いつものようにその珍道中などをリポートしてみようと思います。

 

     

 

 

 

 

と言うことで、結果的にはこのブログ再三登場する親戚の子供さんも交えての三人道中に相成りましたが、運よく軽自動車を借りることが出来ましたので、大阪から → 阪神高速神戸線 → 第二神明 → 加古川姫路バイパス → 山陽道 → 瀬戸大橋 → 高松道 の順路で進みます。

 

ただ、ほぼ同区間を走る大阪~松山の高速バスが5時間半程度の所要に対して、こちらは軽自動車というハンディと、途中1回の食事と休憩1回が必要なことから、6時間少々で松山を目指す予定でハンドルを握りました。

 

     

 

 

 

 

ところが、前述のように各々が「あれも見たい!これも見たい!」と言い出しましたので行程がテンコ盛りになってしまい、それを遂行するため仕方なく 早朝4時に大阪を出発!

 

     

 

 

 

まあ、岡山辺りまでは通い慣れた道ですので、細かな道中は割愛するとしまして、列車では何度も通った 瀬戸大橋 を今回は初めて自動車で走行しましたが、当然ながら左右に瀬戸内海の海原が俯瞰できる絶景は最高で、非日常的な旅の醍醐味を感じつつ更に進みます。

 

     

     

瀬戸大橋定通! 

左手にのぼる朝日を拝みます。

 

     

     

他方ぶっちゃけた話し、お借りした車は 2代目日産モコ のノーマル車(ターボではない)という古い個体で…

 

     

 

そこに大人3人も乗っている訳ですからサクサクと走行することはほど遠いのですが、それでもスズキの名機K6A型直3エンジンの吹き上がりは素晴らしく、90~100km/hでの巡行でも余裕は無いにせよさほど苦では無く、 上見て暮らすな であれば、そこそこ快適に移動できるのです。

 

     

 

さて、ここまて渋滞や事故も無く、順調に高松道から松山道に入り、予定より早い9時30分に目的地でもある 東温インター を降り、ほどなく奥様の念願だった とべ動物園 には10時少し前に到着しました。

 

 

 

育児放棄…。

あまり響きの良い言葉ではありませんが、こちらの「とべ動物園」で飼育されている 白熊ピース は、自身の母親が育児放棄したため人間の手で育てられたとして有名だそうで、某局でも特集で報道されたようです。

 

     

 

で、それに感化されたのかは不明ですが、今はずいぶん大きくなったピースを、是非とも一目見たいという奥様の願望があったようですので、意気揚々と車を降りました。

 

ただ、失礼ながら我々男陣は全く興味がありませんので、失礼ながらこちらで奥様だけを降ろし、迎えに来る2時間後までこちらを堪能していただきます。

 

 

 

対して我々は、付近で有名な撮影スポット「重信川橋梁」でJR四国の列車を 撮り鉄 することにしましたが、言わずもがなあれもこれもと色んな目的地を設定したがゆえの弊害でしたが、それでも互いが少しでも満足して頂けるようにと、苦渋の行程を選択をしたのです。  

※撮り鉄=鉄道写真を撮ること 

 

 

 

すると、ほどなくし国鉄型がやって来ましたで兄貴よ!

 

     

 

お次は アンパンマン列車 の特急宇和海でっせ兄貴よ!

 

     

 

もうこうなりますと、キンチョールを掛けられたハエのごとく、チチクリ回ってしまいましたが、私が若い頃はオンボロの気動車が多かった同地は、さすがに30年以上経過して一新されており、正に隔世の感を痛感した次第です。 ハィ…!

 

     

※私が若き頃の四国の列車

     

 

 

さて、互いがあっという間の2時間でしたが、奥様はいたく感動されたようで、ピースの画像をあれこれと見せてくれたものの…

 

     

 

     

 

こちらとしてはじっくり見ている時間は無く、いそいそと次の目的地まで車を走らせることにしました。

 

つづく…