雨男に雨女…
諸説は色々あると思いますが、ここ20年くらい前から現場作業の予定を立てたり、はたまた旅行に行くとなると 必ず雨が降る ので、今や完全に雨男になっている私なのです!
さて、そんなまだ 梅雨が明けていない 先の土曜日を利用して、日本三景でもある 天橋立 へ日帰りで出向いたのですが…
ちょうど、宮津市市制70周年を祝う ブルーインパルスの試験飛行 もあるそうなので、だったらとこの地に食指が動いたのでした。
2024年7月20日 土曜日
早朝6時に大阪を出発し、ルートは阪神高速~中国道~舞鶴若狭道を経て福知山インターで一旦降り、ここより国道176号線に入り 与謝野峠 を超えます。
まあ、普通でしたらそのまま走って天橋立インターで降りるのが一般的ですが、実はこの国道176号線の道中には 古い阪急電車 と 南海電車 が置いてあるので、それらをスルーすることは「鉄道好き」からすると、絶対に許されないのです!
※相当老朽化していた阪急2800系電車
※完全に放置され朽ち果てた南海1200系電車
※いずれも当日に撮影
で、与謝野峠を降りたところにあるのが「加悦」という街でして、こちらは 丹後ちりめん発祥の地 なのですが、この地方独特の「うらにし」という気候により育まれる最高級の織物であるのは、承知の事実でございましょう。
さて、大阪を出発してから約3時間少々で、天橋立駅から二つ手前の、京都丹後鉄道 与謝野駅 に到着しました。
実は今回、弊社の軽トラックに自転車を積んでおりまして、ここから先は親戚の奥様と一緒にサイクリングがてら 天橋立 を縦断して行こうと思います。
と、その前に…
元JR東海キハ85が来ましたのでしばし撮影タイム!
と言うことで、「丹鉄」にもご挨拶出来たところで、与謝野駅の少し先からは、日本冶金工業大江山製造所専用鉄道の廃線跡を整備した サイクリングロード を走ります!
サイクリングロードが途切れたところで東に進路を変え、左手に阿蘇海を眺めながら40~50分ほど走りますと、ほどなく 天橋立駅 に到着しました。
時期的に夏休みに入りましたので、列車が到着しますと多くの観光客や家族連れらが下車していましたが、ここで小休止した後、 智恩寺 文殊堂 の参道にある土産物屋をそぞろ歩きし、いよいよ天橋立に上陸いたします!
全長3.6kmの天橋立は、歩くと片道約1時間を要しますが、自転車ですと20分余りで走破できますので、松林と砂浜を眺めながらペダルを漕いでいきます。
そして、対岸にある 傘松公園 と言えば、ご存知 「股のぞき」 としても有名なスポットですが、この後に ブルーインパルスの試験飛行 を控えていますので、ここを訪問するのは断念し、途中で弁当を購入して砂浜でお昼を頂くことにしました。
ギラギラと照りつける真夏の太陽に比して、さらりと頬を撫でるそよ風が心地よく、さざ波を奏でる空間に身を置いた非日常の空間はつかの間の贅沢でもあって、ささやかな幸せを感じたように思いましたし、お腹も満たされました…。
さて、今来た道を戻りますと、ちょうど名物の 廻旋橋 が稼働中でして、珍しい光景を見ることが出来ましたが…
時刻は13時半。
近くの市営駐車場の海沿いには多くのギャラリーが集結していまして、今や遅しと ブルーインパルス を待ち構えていましたが、天候は薄曇りながら風も無く、いわゆるベストコンディションの状態でした。
ところが…?
接近している雨雲の影響とやらで、試験飛行が1時間延期の15時からになりますとの報が入ったものの、結局は 詐欺師の騙し広告よろしく雨天のため中止します とのことでした!
あのね…
予定を少し早めて13時頃から飛んでいたらさほど問題も無かったはずなのに(当日は雨天の関係で1時間早く13時から飛行)、わざと時間をずらして時間稼ぎをして結局中止とは、最初から試験飛行する気なんてサラサラ無かったという裏返しとちゃいますか
と言いますか、私達を含め当日(次の日の日曜日)は出来るだけ来るのは避けて云々と抜かしていた市長も含め、最初から試験飛行なんてする予定も無かったんとちゃいますか?
他方、そんなことならゆるりと傘松公園でも散策できたのにと思うと奥様に申し訳ないのと同時に、くだんギャラリー達も 「くそ!騙された~」 と口々にブーイングを爆発させつつ解散してしまいましたが、ここで奇しくも大粒の雨が…
助けてパパヤ~!
もうね、三隣亡か仏滅か?はたまた泣きっ面にハチかは知らないけれど、一向に雨が止む気配も無く、かと言ってここに居続けても仕方が無いので、 強行突破で再び自転車に乗り 、雨の中を与謝野駅まで戻る羽目になってしまいました💦。
まあ、結局のところ雨男が更にパワーアップしたことだけは確かでしたが、たまたま最悪の日が今日だったとすれば、また良い日も必ず来ると信じつつ、当地を後にしました。
チャンチャン!