JRの在来線普通列車が 乗り放題 という、たいへんお得過ぎるキップがいわゆる「青春18キップ」なんですが、青春という名が付くものの、年齢制限無く利用できるのです!

 

ただ、冬季用は1月10日までしか使用できませんので、先のブログで書いたように、すでに3回分使用した残りの2回分を利用すべく、今回は大阪から名古屋方面へ出掛けてみましたので、リポートしてみようと思います。

 

     

 

 

 

さて、一日をフルに活用するためもあって、いつものように大阪駅始発の 快速電車 に乗車し、まずは米原駅(JR→まいばら/NEXCO→まいはら)を目指します。

 

     

 

そして、米原駅から JR東海区間 に入って大垣行に乗車して、関ヶ原を越え…

 

そしてそして、毎度 イケズ(意地が悪い) なJR東海のことですから、ここから先の列車には陸橋を渡って乗り継がなければならず、みんなが猛ダッシュして 豊橋行き に乗換えていました。

 

     

 

 

 

まあ、この道中は鼻くそをほじっていても、居眠りこいていても迷うこと無き通い慣れた道ですので、特に目新しいものは御座いません。

 

で、豊橋駅に到着しましたら、今度は 飯田線 に乗換えまして、約10分ほど揺られると 豊川駅 に到着しましたが、乗車した列車はこれまた最後の国鉄型213系(関西線用)でございまして、少しだけテンションが上がりました!

 

     

 

 

 

愛知県という括りで言うのなら、熱田神宮に次いで参拝客の多いことで知られる 豊川稲荷 ですが、駅より参道を10分ほど歩きますと、ほどなく本殿入口に到着します。

 

     

 

露店もたくさん出ていて、いかにも正月らしい雰囲気ですねグッ

 

     

 

ところで、こちらの豊川稲荷は日本三大稲荷のひとつといわれていて、商売繁盛と福徳開運の御利益があるとされていますので、弊社の売上向上と家内安全を祈願させていただきました。

     

     

 

 

 

あと、稲荷ということで おいなりさん が有名?なようで、門前にも多数のお店が並んでいたものの、どちらも長蛇の列があったため断念しまして…

 

     

 

豊橋駅に戻って、壺屋謹製の稲荷寿司を購入しました。

 

     

評価/☆☆☆☆☆

 

さて、ここでお昼を回りましたので駅前で昼食をとりまして、これより今来た道をトンボ返りするのも良いんですが、さすがにこれだとあまりにも芸がありませんので、 トリップアドバイザー を自負する私の勝手なルートで先に進みます!

 

 

 

 

豊橋駅と言えばJRと名鉄の共同駅なのですが、実は傍らからもうひとつ 豊橋鉄道渥美線 という路線が出ているんですね…

 

     

 

まあ、田舎のような都会のような中途半端な路線なのですが、まずはこちらの電車に30分ほど乗車しまして…

 

     

 

終点の 三河田原駅 で下車します。

 

     

 

そして、ここより更に 路線バス を乗り継ぎます。

 

     

 

揺られること一時間余り…

まあ、これほど長い時間路線バスに揺られることも珍しいのですが、それでも三河田原の街中を出れば途中にキャベツ畑や菜の花畑が車窓に華を添え…

 

     

 

そして、冬とはいえ晴天でポカポカした陽気と相まって、のどかに流れ去る車窓を眺めいてますと、 名曲 岬めぐり が脳裏を奏でます…🎵

 

 

 

 

 

 

まあ、先を急ぐ旅でもありませんし、ガタガタと揺れる路線バスは快適では無いにせよ、JRばかり乗っていても飽きますから、ここで旅のスパイスを加味すべく選択したルートなんですが、ほどなくして渥美半島の先端 伊良湖岬 に到着しました。

 

      

 

で、ここから 伊勢湾フェーリー に乗船しまして…

 

     

 

お次は、伊勢湾を縦断して三重県の鳥羽港を目指します!

 

 

 

たまたま悪天候であったため相当揺れましたが、それでも列車とは比較にならないほど広い客室はリラックスするにはもってこいで、図らずも売店ではアルコールや軽食の販売もありましたので、しばしゆるりと船旅を堪能します。

 

     

 

     

 

加えて、古くは青山京子さん、吉永小百合さん、山口百恵さんらが主演を演じた三島由紀夫氏の名作 潮騒の舞台にもなった神島 を眺めながら進みますので、旅のクライマックスに相応しい光景に眼前に広がり、心が解きほぐされていいきます!

 

     

 

 

 

 

さて、ほどなくして鳥羽港に到着し…

 

     

 

ここより、JR鳥羽駅まで徒歩で移動するのですが、次に乗る予定の列車まで15分ほどしかないので、少し急ぎ足で進みます。

 

     

 

 

近鉄側と比較して、無人化されたことで更に場末感が増したJR鳥羽駅の改札を抜ますと、次に乗る16時46分発 快速みえ22号 は既にホームに入っていましたが、日曜日の夕方ともあって、名古屋方面へ帰る行楽客でほぼ満席で出発しました。

 

     

 

ただ、言ってもわずか2両編成ですので、途中の二見浦や伊勢市から大量に乗車したため、通路までギッシリの超満員になりました。

 

     

※イメージ

 

 

 

ぶっちゃけた話し…

鳥羽駅から課金して 近鉄特急 に乗れば、ラクに座って快適に早く帰阪できるのですが、私達は途中の津駅で途中下車し、更にここから亀山行きの普通列車に乗換えます。

 

     

 

さて、ここまで来たら勝ったも同然OK

亀山駅からは、我らが JR西日本の普通列車 に乗換えさえすれば、寝ながら屁をこいていても奈良(加茂駅)まで運んでくれますから、気分はすでに余裕のヨッチャンだったのです!

 

 

 

 

ところが どっこい大作!

 

     

     

 

 

 

亀山発の列車は、私達の乗ってきた伊勢方面からの列車(2両/立客有り)に加え、名古屋方面(2両/立客有り)からの二列車が接続するのに、たったの一両って💦

 

     

 

なんじゃこらぁ~~!

 

     

 

ええ加減に心斎橋!

 

     

 

もうね! 

これまたJR東海も西日本もイケズですから、同一ホームで乗換することが出来ず、またまた陸橋を渡って猛ダッシュしたのですが…

 

この時だけは都合よくジジイに変身して何とか 優先座席 にありつけたものの…

 

     

 

車内は超満員どころか、それでもなお乗り切れない乗客がホームに溢れている状況でしたので、 「奥へもっと詰めてください~~!」  と悲鳴のような放送が何度も入る有様でした。

 

     

※イメージ

 

 

 

あのね、私の国鉄車掌時代の同期が以前 亀山鉄道部 に勤務していたので後日お話ししたところ、当該列車の 亀山駅発18時42分の加茂行き は、普段の日なら1両で立客が少し出るくらいなので、増結しないんだと…?

 

でもね…

これほどギュウギュウ詰めの状態で、もしも非常ブレーキをかける場面に遭遇すれば 確実に将棋倒し で怪我人が出るのは予想できるだろうし、当該運転士もこの危険な状況を本社に報告しないのかな?

 

しても黙殺されるからかな?

 

でも何らかの対策を取らないと、絶対に事故になりますよ!

 

     

※イメージ

 

当該区間(亀山~加茂)はいわゆる ローカル線 に位置付けられていて、本音としては極力経費をかけたく無いようだけれど、今日みたいな日だけ1両増結したところで幾ら経費がかかりますん?

 

すなわち、盆暮の繁忙期や普段の土日祝なんかは、普段同区間を利用しない行楽客が確実に増えるのは予想に難しくなく、実際この列車には津や四日市方面に買い物に出掛けたであろう老人や主婦、それに学生なんか(全て普通乗車券利用/定期客ではない)が多数乗っていましたよ!

 

でも、無い袖は振れない のごとく、こんな状況であったとしても何の手も打たないのがJR西日本の体質なのでしょうか?

 

     

 

     

 

あと、どうせ混雑の原因は 青春18キップ の連中で、これらは乗客数にカウントされないという噂もあるようだけれど…

 

安く乗せやってるから辛抱せよでは無くて、鉄道利用そのものをボトムアップさせる手段のキップだから、それがあるから行楽にも出ようとする層も確実に居て、ひいては少なからずも彼らが経済を回してくれて、ジュースのひとつやお土産を買ってくれれば良しじゃないのかな?

 

ちゃいますか?

 

     

 

 

 

 

途中の柘植と伊賀上野でそこそこの下車があったため、それでも以遠は立ち客がパラパラ居る程度で、ほぼ平穏な車内になったんだけれど、半ば悶々と腹立たしい気分で乗車していますと、ほどなく加茂駅に到着し…

 

     

 

加茂駅~奈良経由で帰阪しました。

めでたしめでたし!

 

     

 

と言うことで、今回の行程のおさらいです!

 

     

 

こんな感じでございます。