前回の続きである。
長野県岡谷市にある 蚕糸(さんし)博物館 の見学を終え、11時半頃に出発して左手に諏訪湖を望みながら、お次は 山梨県小淵沢 を目指します。
ところが、先ほどまではギリギリ曇り空だったのですが、どうやら私が 雨男 なのかどうなのか? せっかくの旅行なのにポツリポツリと雨が降ってきたのですが、ここで引き返すことも出来ませんから、先を急ぐことにしましょう!
さて、国道をひた走ること1時間少々で到着した 小淵沢の街 ですが、だったらなぜここを選んだかと申しますと、単なる食い意地が張っていると申しましょうか…💦
かつて食べた、小淵沢駅の駅弁がとても美味しかったので、せっかく岡谷まで来たことなので、30年ぶりに食べてみようと思ったからでした。
駅弁に詳しい方でしたら御存じだと思いますが、 高原野菜とカツの弁当 と申しまして、地元八ヶ岳の新鮮野菜がふんだんに入っているのですが、人気ゆえ売り切れると大変なことになりますから、岡谷を出発する時に電話をかけて、駅の売店で取り置きしてもらいました。
確か、通常は1100円だったと思うのですが、夏休み中は ボッタクリ価格 として中味はほぼ同じで、プレミアムと称して1500円也!
それでも、30年前に食べた感動が忘れられなかったので、「あの感動をもう一度~」よろしく、親戚のご家族と共に車中でこれを食しました。
コロモがサクサクのチキンカツに、獲れたてのバリバリ新鮮野菜は絶対に美味しかったと豪語し、口中へ投じたところ…?
なんじゃこりゃ~~~~~!
マヂで、三日前に揚げたんとちゃうか?と思わせるほどコロモは石のようにカチカチで、メインのチキンカツもペランペラン…
そして、肝心要の新鮮野菜も、大阪のスーパーで1玉98円で安売りしているレタスなんかと同等で、全くもってして瑞々しくも美味く無く、これなら500円でも絶対買わないという低レベルの駅弁に、全員からブーイングの嵐が…!
あのね… 丸政弁当さんよ! こんなレベルのものを平気で出すとは落ちましたね、こんなことをしていたら会社潰れまっせと、腹立たしく思いました。
さて、ここからは男性陣と女性陣に別れて行動することにしたのですが、ウインドショッピングが好きであろう奥様とお姉ちゃんには、近くにある 星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳 へご案内しました!
ホテルに泊まらなくても、手前のモールでお買い物が出来るようで、あいにくの雨模様ながらもしばし散策をはじめましたが?
新型コロナウィルスの影響も大いにあるとは思うのですが、8月というピーク時の土曜日の午後ですら、このように閑散としている現状は、いまだに経済が上向いていないという証拠でもあるのです。
それと、紹介しているHPよりも、段違いに殺風景と申しましょうか…?
そもそも、コンクリートに囲まれた空間は冷たさを感じるだけでなく、富裕層の来店を前提としているためなのか、例えば かけそばが1320円 などの価格設定からも分かるように、かなり強気で庶民がおいそれと手出しできないような店ばかりのようでした。
それでも、雑貨屋さんなどもあるようでしたので、ここで女性陣を降ろして、私と親戚の子供さんは、毎度毎度の 鉄道の撮影 に出掛けました!
鉄道が好きな方でしたらお分かりだと思うのですが、小淵沢と言えば有名な お立ち台 がありまして、それがこちらの小海線の有名撮影スポットなのです。
ローカル線ですから、わずか2両で天候もイマイチな感じですが、それでも築堤をヘロヘロと走る小海線の列車は 一幅の絵 のようでもあり、翌日も含めて近隣で何枚も撮影しましたので、以下にご紹介しましょう!
小海線キハ110に ↓↓↓
来たぁぁぁぁ~~~ 観光列車ハイレイル1375 ↓↓↓
変わって、中央本線の特急あずさ号に ↓↓↓
普通列車の、国鉄型211系 ↓↓↓
オチッコちびりモードですね!
もうね…
二人して必死のパッチで撮りまくりましたが、実はいずれの撮影場所もかなりの狭路であるのと、そもそも駐車スペスすら無いので、これが理由となって軽自動車にした次第なのです。
さて、お約束していた1時間半が経過しましたので、再び星野リゾートでお二人を拾って、今度はこれまた近隣にある 道の駅 こぶちざわ に行ってみることにしました。
もちろん、地元の獲れたて野菜なんかも販売していましたが、先ほどの駅弁でえらい目こいていますのでパスしましたが、傍らには山梨が地元の シャトレーゼ も併設されていましたし…
そもそも、駐車場も満杯でしたから混雑は想定内であったものの、どちらの施設も客が溢れに溢れまくって 押すな押すな状態…
これなら、密密密、密の駅ですよ~皆さん!
つまるところ、レジには長蛇の列が出来ていて、スタッフさんが大声を出して誘導する始末でした。
※イメージ
そもそも、山梨県は他県に比べてコロナ対策が厳しい印象がしていたのですが、現状はこの有様でしたのですぐに退散しましたが、よくよく考えてみますと、先の星野リゾートと比較すれば、こちらは 庶民が好む価格帯の施設 であるゆえ、このような状況になったのかも知れませんね…?
1杯1320円のかけそばよりも、1個100円のシュークリームを庶民は好むのです!
つまるところ、一部の富裕層に豪華でオシャレな施設を作って集客したとしても、富裕層だけでは絶対経済なんか回せっこ無いのであって、このように庶民の財布のヒモが緩めば、たとえリゾート地という局地的であったにせよ、経済は活性化するという見本のような対比を痛感しましたね!
と言うことで、早朝4時から行動していますので、そろそろ皆さんの疲れも限界に達する頃ですから、今宵のお宿に向かうことにしました…
つづく