私が従事する 看板業 は、いわゆる「ブルーカラー」と言われる肉体労働が主な職種であるのと、その大半が零細や個人商店なのです。
そして、その社長さんらは私の同年代が多いこともあって、ご子息ご息女さんらが高校や大学を受験する層も多く、仕事合間の雑談などでは、その進むべき道について、話すことも多くなってきました…。
ただ、失礼ながら業種が業種だけに、子供の将来にかける熱意と申しますか、特に進学については 「知らんけど? 好きな道に進むんとちゃうかな…」 とか、
例えば高校を卒業してすぐに働くのも何だからと、 とりあえず無試験で入れる専門学校へでも… と、親が子供の希望にすら耳を傾けない無頓着な親が多く居るのも事実なんですね…
もちろん、ある意味子供に至極粘着する 毒親 であってはもっての外なのですが、実際に何の志すら持たず、友人らに流されるままに、いとも安易な気持ちで選択した「専門学校」へ子供が通ったとしても、投資した割には満足な結果が得られない現実を数年後、いや数か月後に見ることでしょう!
と言うことで、このブログによく登場する親戚の子供さんも、この時期に 大学受験を終えた 一人なのですが、その子の奥様や血のつながりのある私も含め、当の本人にどう携わり、どう行動したかについてお話ししようと思います。
まず、子供さんの在籍する高校は、10段階で言うと6程度のところのようで、めちゃくちゃ賢い学校では無いんだけれど、2年度の進学率は下記の通りでした。
すなわち、国公立が30名弱に加え、あとは 関関同立 に次いで 産近甲龍 と続くのですが、これは特進クラスという受験専門に設けたクラスの数字が大半でして、それに属していない当人として、まず 大学に行きたいのか? はたまた専門学校に行きたいのか? 就職するのか? を、2年生になった春ごろに問うてみました。
答えは大学進学…
ならば、今は漠然とでも良いので、どんな学部に興味があるのか?
数学が強いのか? 本を読むのが好きなのか? 少し法律に興味があるのか?などに加え、だったらどの大学にはどんな学部があるのかを、親子を交えてじっくり調べて考えてもらいました。
加えて、奥様のふところ事情もありますから、あまり上から押し付けることは出来ませんでしたが できることなら 学習塾へ入れる ことをおすすめし、納得いただきました。
ぶっちゃけた話し…
塾へ行っても伸びる子と伸びない子が居るのは当然なのですが、色んな波に揉まれた甲斐もあってか、ほぼほぼ目指すべき学部と申しましょうか、3年生の初め頃には受験で手が届きそうな学校も見えてまいりましたので、昨年末に 公募推薦で近畿大学を受験 しました。
実は、この高校は大学の付属ではありませんし、スライドで大学へ入ることは不可能なんです!
おまけに、ここだけの話し…
近畿大学の公募推薦は、言葉は悪いのですが 青田刈り の一面もあって難しく、競争率は文系で10倍、全体でも4~5倍のようですから、よほど試験の出来が良くないと合格が出来ない大学なのです。
さて、入試前に親を含めた周りの大人たちがすることと言えば、まずは 神頼み が唯一無二と申しましょうか、私も 大阪天満宮 をはじめ、学問にご利益があると聞けば、東に西にとあちこちに馳せ参じて拝み倒し…
時には、ご祈祷も受けたりしました!
それと、 子供だまし と言っては失礼なのですが、「合格すればご褒美をあげるよ!」と、モノで釣る作戦にも打って出ました!
で…
結果は無事に 合格 を勝ち取りましたので、即時入学金を納めましたが…?
※数日以内に入金しなければ、合格は取り消されます。
その合格者の大半が以降の 共通テスト を含めた入試を放棄し、近大への入学を希望していたようですから、当の本人もそうするだろうと思いきや、「その上を目指す」とのことでした。
まあ、不覚にもこれを落とせば以降の私立もランクを落として挑まなければなりませんし、よしんば国公立ともなりますと、戦意をを喪失しているのでままならないでしょう…?
ですから、良い波に乗れたのは確かなのですが、それでも国公立となりますと 難易度は飛躍的に上がり ますし 、そもそもそこまで下調べをしていませんでした。
となりますと、 出来るサポートは親たちが全てやる! という信念から、目指す国立大学の前まで本人を連れて行き、どちらの大学が スピリチャルを感じるか? ここで学んでみたいと直感で思うのか? を体感してもらうことにしました。
当人と奥様と私を含めますと、我らが軽トラックでは定員オーバーですから、日本城タクシー社長様に無理を言って軽ハコを貸して頂き、大阪堺松原から一路 第二京阪道 を北上して2時間…
何か、塔みたいのが見えてきましたぜ!
で、無事に某国立大学の校門前に到着!
少し中を拝見させていただきましたが、今度はここより一気に南下します!
○○南インターを目指し…
右ルート、左ルートの左を走って…
吹田から近畿道~阪和道を経て…
3時間半はかかりましたか?
ようやく、もうひとつの某国立大学の校門前に到着しました。
まあ、サポートするのは私たちであって、最終的にどちらを選ぶのか? どちらに挑むのかは本人次第なのですが、国立の受験前には私立の試験も控えていますので、その経過なんかは次のブログでご報告したいと思います。