※食事中の方及び、苦手な方は読まないでください!

 

 

兵庫県川西市が生んだアーティスト、植村花菜さんのヒット曲でもある トイレの神様 をご記憶の方も多いと思いますが、、トイレには古来より神様が宿っていると言われています。

 

         

 

で…

今はどうか知らないけれど、関東以北の一部では 雪隠(せっちん)参り といものがあって、生後間もない赤ちゃんをトイレの神様に参らせるという風習もあったようです。

 

                  

 

もちろん、表向きは無事に成長してほしいというお願いでしたが、実際のところは昔のトイレは危険な場所(汲取り槽に落下して命を落とすこともあった)という認識から、災いを回避するためのお参りだったとも言われています…?

 

 

 

 

そうなんですよね!

昭和生まれの御同輩でしたら、昔の ポットン便所 は全員が知るところでして、とにか臭くて危険も伴うことから、長時間居られる空間では無かったのです!

 

         

 

※ポットン便所の作法はコチラ→

 

 

 

    

ところが、昭和の末頃から「水洗トイレ」が一般家庭にも復旧し、平成に入ると国鉄がJRになったことから、俗に言う 駅のトイレ も格段に綺麗になりましたし、公衆トイレなんかも後を追うように美しく整備されました。

 

         

 

 

 

そう考えますと 令和のトイレ事情 は、臭くて汚くて危険な場所から180度変わって、格段に快適な空間へと生まれ変わった断言できましょう!

 

がしかし…

快適になったがゆえに勘違いする輩も多くて、これまた多くの人達が体験しているんじゃないかと思う、困った事情もあるのです!

 

 

 

 

ぶっちゃけた話し…

家で用を足すのは、朝方に混雑があるくらいで、さほど苦になるほどのことは無いと思うのですが、例えば外出中に急に催してきた場合、皆さんはどうされますか?

 

         

 

私の場合は仕事柄、どうしても現場工事があったりするのでトイレの確保は絶対条件なのですが、こんな時に助かるのが コンビニのトイレ なのです。

 

 

 

 

ただ余談なのですが、今のようにコンビニのトイレが利用できるようになったのは、ここ20年くらい前からでしょうか…?

 

実は、1989年の 映画「バカヤロー!2」 の二作目に当たる こわいお客様は嫌だ の巻で登場するコンビニのシーンでは、トイレの拝借が出来な云々の下りがありまして(爆笑問題太田君のセリフ)、当時はほぼ全国のコンビニでトイレが利用できなかったのも事実なのです。

 

         

 

 

 

さてさて、その肝心な「コンビニのトイレ」ですが、令和になってからは男女別が多くなったことを通り越して、女性の勢力が拡大 しているのが、ほぼ大半のコンビニではないでしょうか?

 

          

 

すなわち、2箇所の個室があるとした場合、1箇所は 女性専用 で、もう1箇所は男女兼用と言う表記の店が増えましたね!

 

まあ、お店の言い分からすれば、兼用だとどうしても男性の小便撒き散らしが多いため不潔になるので、その後で女性が利用し辛いという意見を尊重し、加えて女性客を増やそうとする戦略なのでしょうが…

 

         

 

どちらかと言えば、コンビニの利用は圧倒的に男性が多いはずですし、そもそも 男女平等、平等 と叫ぶ割には、これって明らかな不平等とちゃいますかね?

 

 

 

 

緊急避難的に駆け込んだコンビニのトイレが塞がっていた時の絶望感は筆舌に尽くしがたく、もう片方に入ろうとしても 女性専用 って酷じゃあ~りませんか?

 

         

 

実は、あるお店でこのような状況で順番待ちをしている時、お店のスタッフさんがやって来て、 「漏れそうやったら、こっち空いてますよ…」って、アンタらが片方に 女性専用 て書くから入られへんで困っているのに、だったらハナから専用なんて書くなよという話しなんです!

 

 

 

 

あと、最近よく見るのが、飛び散り防止のために 男性も座ってご使用ください! という表示ね…(汗)

 

         

 

これも下手すりゃ、令和以降のスタンダードになってしまうかもですが、逆に小さい方だけでも座っせよと言うのなら、下手すりゃ勢い余って前から大量に溢れるけど良いのでしょうかね?

 

 

 

この国の民は、古来より公共の物を大切に使わない習慣のようなものがあって、コンビニとて集客の一環としてトイレを解放した経緯があるんだけれど、どうも最近は トイレを借りれて当たり前 と錯覚している節があって、有難く大事に使わない傾向があるので、だったら強引にでも 有料化 に踏み切っても良い時期に来ているかも知れないのです。

 

 

 

 

それともうひとつ!

 

トイレ自体が各段に快適になり過ぎたので、 トイレに立てこもる人達 が後を絶ちませんし、運悪くそれらの輩の次に順番待ちをしていたのなら、優に10分以上も出てこないこともザラにあったりするのです!

 

         

 

こっちは、冷や汗までかいて我慢してるのにね…

 

 

         

 

今の時期なら便座は暖かいし、そもそも誰にも邪魔されない空間で臭くも無いので、ほぼ10000%スマホいじくってゲームとかしてると思うのです…?

 

         

 

ただ、最悪コンビニだったら、スタッフさんに申し出れば警告くらいはしてくれるでしょうが、一番タチが悪いのは 電車のトイレ なのです!

 

 

 

 

今は広くて快適でね…

 

          

 

※JR西日本 新快速などのトイレ

 

特に、ギュウギュウ詰めのラッシュ時を狙って立てこもる下衆が確実に存在していて、これとて 快適で確実に座れて誰にも邪魔されない空間 なので、終点の駅まで立てこもる者を何度と見ましたが、ほぼ全員が陰気臭いオタク系の男性でしたね…。

 

実は、JRにもこの手の苦情がままあるそうですが、もしも本当に気分が悪いのか、はたまたモラルの無い輩なのかの区別が出来ず、強硬手段に出れないのが本音のようです…。

 

 

 

 

だったら、ここまでモラルの低い者に啓発したところで聞き入れないし、今まで普通の人が普通に使えた空間だったのだから、昔の臭いトイレに戻すんじゃなくて、いっそのこと電車のトイレも 有料化 する方向で検討されたらどうでしょうか?

 

銭さえ取れば本当に必要な者しか使わない!

 

例えば、スーパーのカートみたいに100円玉入れたらドアーが開いて、3分以内に出れば100円戻るというシステムにしないと、こんな低レベルの下衆が勘違いして、どんどん増殖する岐路にたっている今があるのです!

 

         

 

古来より神が宿る場所として、はたまた 手っ取り早く用を達する空間 だったはずなのに、どこで何をどう間違ったのか、今やトイレが快適空間になり過ぎたことで、このような新たな問題が起きつつあるのが、令和の厠(トイレ)事情とも言えるのです。