猛威をふるった「新型コロナウイルス」の感染者数が減ってきたことをうけて、またまた親戚の方(奥様)が我が家に訪問してきました。

 

で、お話しをよくよく聞いてみまと、姫路市香寺町にある 日本玩具博物館 を訪問したいんだけれど、不案内な土地なので同行して欲しいとのご依頼でした。

 

 

まあ、言うところの私がツアーコンダクター(ツアコン)に徹する訳なのですが、「香寺町」と聞けば車でも鉄道でも瞬時の  で、その経路が理解できましたので、「まかさんかい!」とばかりに、昨日の日曜日に訪問することにしました。

 

         

 

 

 

さて、今回は安全に移動するため鉄道を選択しましたが、我らが大阪から姫路までとなりますと、以下の三つのルートが考えられるのですが、どれもこれも甲乙つけ難いのです。

 

 

1. 新幹線/所要35分~45分/1時間に1~2本

速さは一番ですが自由席ですら片道が3280円と高額な反面、いかんせん本数が少ないのです。

         

 

 

 

2. JR新快速/所要約60分/15分毎

通常はこれが一般的ルートなのですが、片道1520円也。

         

 

 

 

3. 阪神・山陽直通特急/所要約100分/15分毎

遅いけれど、片道1390円と一番お得!

         

 

 

 

ただ、同行する奥様の懐具合の兼ね合いもありましたので、3を選択しましたが、ちょうど往復タイプで途中下車し放題の、 阪神・山陽シーサイド1dayフリー切符 2200円がありましたので、まずは阪神なんば線からスタートすることにしました。

 

         

               

 

 

尼崎まで各駅停車に、そこから特急に乗り継いで40~50分…

新快速に乗車していれば既に加古川辺りなんでしょうが、こちらはようやく須磨海岸の海が見えてきたと思ったものの、並走するJRの各駅停車にぶっちぎりで追い越される鈍足ぶり…💦

 

         

 

 

しかし、先を急ぐ旅でもありませんから、これはこれで良いのです!

 

 

 

で、そのまま揺られるままに1時間半…

そのまま乗っていれば数分で姫路に到着する「飾磨駅」で一旦下車し、後続の各駅停車に乗り換えます???

(途中下車し放題のキップです)

 

 

 

時刻は午前9時前…

実は、ここまで朝食をとらずに我慢してきた訳ですが、この先の手柄駅近くに、 お洒落な喫茶店 がありますので、ここでモーニングを頂くという行程を密かに組んでいたからでした。

 

          

 

 

 

40年ほど前に3年間住んでいた 姫路の街 ですが、当時から喫茶店がやたらと多い街でして、朝も昼も喫茶店で食事をするというのが多かったですし、特にモーニングが豪華な土地柄でもありました。

 

ただ、そのまま姫路駅まで行ってしまうと都心部ゆえ、スターバックス などのチェーン店しか見当たらず、いわゆる地元のお洒落なお店をご案内したかったので、中心部から離れた手柄駅で下車したのでした。

 

          

 

 

 

 

葡萄屋さんというお店でね…

 

          

 

ゆったりと広くて、少し昭和レトロな店内に癒されつつ、奥様は一番豪華なチーズオムレツ+カラアゲ+サラダ+プリンと、名物の アーモンドトースト のセットをチョイス!

 

          

 

もう内容はほとんどランチに近くて、お値段もそれなりに900円近くしましたが、大阪では味わえない雰囲気に加え、アーモンドトーストが特に美味しかったと感動されていました。

 

まあ、野郎らとの行程でしたらここのでの演出はしませんでしたが、ここはひとつ相手は女性ですので、これで「つかみはOK」と言うことにしましょう!

 

 

 

 

さて、手柄からひと駅で姫路に到着し、ここで今度はJR播但線に乗り換えるのですが、播但線は日中30分に1本しか走っていないので、喫茶店を出る時間を上手く調整し、待ち時間5分の連絡でスムーズに乗り継ぎます。

 

          

 

色こそはワインレッドにお化粧直ししているものの、こいつは私が京橋車掌区に在職している時に、車掌としてずいぶん乗務した今は無き 大阪環状線の103系 という古い車でして、久々の対面に涙チョチョ切れ!

 

 

 

懐かしいMT55モータを聞き、コイルバネ台車に飛び跳ねながら、20分ほどで香呂駅に到着しました。

 

           

 

さて、ここから15分ほど歩きまして、奥様の念願だった 日本玩具博物館 に到着しました。

 

           

 

本当のところ…

私的には玩具は興味が無かったのに加え、ましてや男女のデートでもあるまいし、奥様だけで入館していただいて、外で待機する予定でしたが?

 

館長さんらしき方が、「展示物が多いので見るだけでも1時間以上かかりますよ~」と申されたので、仕方なくご一緒することに…

 

          

 

 

 

ガラスケースには、所狭しと玩具(おもちゃ)が並べられていましたが、どうも開設された館長さんの年齢が私より20歳ほど年上であるためか、新しくても昭和30年代前半の古い玩具(館長さんが子供の頃に遊んだ物)までしか展示が無いので、いわゆる個人的に懐かしさを感じる物は皆無でした。

 

          

 

それでも、剣玉やビー玉を転がす玩具が体験できるとあって、少しばかり必死で遊んでしまいましたが…

 

                   

 

中でも、この年齢で初めて知って驚いたのが、 神戸人形 という玩具でした!

 

 

 

 

まあ、古来の精密な からくり人形 のバッタもんと申せば失礼なのですが、簡単な動きに加え、人の造形が誠にマヌケな感じがしまして、駄菓子のような駄な安っぽい感じがしましたね!  

 

つまみを回せば、スイカを切って…

 

          

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食べよる!

 

 

 

はたまた、自分で酒をついで…

 

          

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     ↓↓↓

          

 

呑みよる! 

それも舌出して! お前は犬か?

 

ぶっちゃけた話し、神戸と言えばお洒落の代名詞のような土地柄なのに、その神戸の名を冠するほどではない(一説には布引人形とも言う)と思いますし、元々は子供相手のおもちゃだと思うのですが、滑稽に映るどころかあまりにも下衆いので、いささか失笑してしまいました。

 

 

 

ただ、奥様が本来見たかったと申しておられました 北欧のクリスマスツリー(期間限定展示) は、その雪国である土地柄らしい質素の中にも暖かみのある造形が美しく、思わず見とれてしまいました。

 

          

 

と言うことで、今日はここまでで次回に続きます…