先日、知り合いの職人さんの友人のことで相談があって、聞くとどうやらその方は 毒親 と同居しているものの…

 

我慢の限界が来たので「ひとり暮らし」をしたいようで、だったらどのようにすれば賢明なのかと問われた?

 

      

 

まあ、私とてそれほど物知りでは無いけれど、「毒親」について書こうとすると時間が無いので、とりあえず離れたければ ひとり暮らし という選択枠も間違いではなかろうが、だとすれば何をどう考えて行動すれば良いのだろうか?

 

 

 

 

まず、その方の年齢は20歳そこそこらしい…

 

もちろんもってして、賃貸物件を借りるのであれば、不動産屋へ行けば話が早いんだけれど、私も何度も借りた経験があるので、借りる側の心得なんかをお話しできればと思う…

 

 

 

1. どんな部屋を探しているのか?

 

ひとり暮らしなので、失礼ながら ワンルーム もあれば充分であって、わざわざ広くて高い物件を選ぶ理由は見当たらないと思う。

 

      

 

 

 

2. 家賃はどれくらいするのか?

 

その方の住所は不明なので、あくまで弊社のある大阪府松原市の河内天美を中心にして考えてみる?

 

当地では、駅からの徒歩物件でワンルームと限定するのなら、最低月2万円~5万円程度の価格帯で…

 

通勤などに少しは便利な大阪市内で、河内天美より3~4km北にある田辺、駒川、文の里周辺だと少し高くて月2.5万円程度から…

 

そして、本町などの中心部だと最低でも月5万円からが相場のようだ!

 

      

 

もちろん、価格の差は立地条件でもあるし、新築か古い物件かで大きく違ってくるのだけれど、ここで注意してほしいのは どれだけ家賃を低く抑える かである!

 

年齢から想像すると、恐らくさほどの収入は無いんじゃないかな?

 

      

 

だったら、新築じゃないと… オートロックは最低ないと… あれこれ希望を言う前に、そもそも毒親と離れたいのであれば、とりあえず 寝泊り出来ればOK と考えるようにしましょう!

 

すなわち、文の里の2.5万円と本町の5万円を比較すると、1年住むだけで30万円も違ってくる事実に注目しよう!

※その分貯蓄に回せる

 

それと、最近はリフォーム技術も進歩しているので、外観は少々古くても、肝心の部屋は新築と対して変わらないものも多いので、例えば 築30年 ではあるものの、御堂筋線昭和町駅から徒歩4分で月28000円の物件が下記である。

 

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3. 誰でも簡単に借りれるのか?

 

当人が社会経験に乏しい方のようなので、はっきり申し上げておくと、 世の中そんなに甘くは無い と伝えておきましょう。

 

すなわち、大家さんからすると、どこの誰だかも知らない人に物件を貸すのですから、それなりに警戒するのは当然であって、様々なハードル(契約)を越えないと住むことは出来ないのである!

 

      

 

具体的には 保証人 が居ないと契約が出来ないことが多く、それは万一の家賃滞納などが発生した場合にそれを保障する者のことで、普通は大抵が親なのだが、その方の両親が 毒親 だとすると喜んでこれに賛成することは絶対に無いので難しいんじゃないかな?

 

       

 

だったら、契約は成立しないのかと問われればそうでは無くて、近年では 保証人不要 という物件も散見されるが、手数料やら何やらの料金が加算される。

 

他方、その方の友人の誰かが定職に就いていて一定の収入がある方(できれば40歳以上)が居るのなら、その方に保証人をお願いする方法もアリだと思う。

 

 

 

4. 色んな諸経費がかかる

 

次に、無事に契約出来たとしても、まず仲介手数料と何やかんやで数万円と家賃以外に共益費、そして実際生活する上では 水道光熱費 などが加算されるので、もちろんもってして家賃だけでは過ごすことは不可能である。

 

      

 

なので、前述の通り出来るだけ家賃の安い物件が後々の負担が軽くなるので心得てほしいと思う。

 

 

5. 生活費も含めると月いくらかかる?

 

仮の話しとして、月25000円の物件に共益費が3000円…

それに水道光熱費が10000円未満として月35000円程度+食費が月40000円と見積もって月75000円程度じゃないかな?

 

      

 

とすれば、毒親から離れるためには最低でも 月10万円弱 は必要であって、その方が会社員で初任給15万円程度ならギリギリで問題は無いけれど、これが不安定なフリーターや学生さんなら苦しいんじゃないかな?

 

普通のバイトとして、例えば6000円/日×20日=12万円

学生バイトなら6000円/日×10日=6万円

 

 

 

まあ、女性であれば高額給与が貰える業界に進むのもありかも知れないけれど、そこまでする必要があるのか? はたまた、覚悟が出来ているのかどうなのかを、まずは冷静に自答自問してみてください?

 

 

 

6. 実際に不動産屋を訪問してみる

 

「とらぬ狸の皮算用」では無いけれど、あれこれと悩むんだったら、例えその行動が数ヶ月先であったとしても、とりあえず不動産屋を一度訪問することをおすすめします!

 

      

 

どこでも良いんです!

 

貴方が住みたいと思う街の駅前なんかに必ずありますから、自分のフィーリングにあったお店を訪問してみて、出来れば実際の物件を見せてもらいましょう。

 

ただ、ここで注意してほしいのは、若者が単独で訪問した場合に契約を急がせたり、よしんばナメられて高い物件を強引に契約させようとする店もあるので、出来れば40歳以上の友人が居れば同伴してもらうことで、相手も下手なことはしてこないと思うのです。

 

      

 

7. これからの君へ…

 

実際に体験してないので、あれこれ指南するのは失礼と百も承知だけれど、切羽詰った状況に追い込まれると、時として間違った方向に進みがちなのです…。

 

実際に私も30歳前に大きな挫折を味わって、自暴自棄 になって自分に自信が持てなくて、頼る人も居ないし自分はどうしてこんなに ダメ人間 なのかと悩んだ時期があって、路頭に迷う寸前に色々と寄り道もしました…。

 

でも、貴方の周りにもしも信頼できる人がひとりでも居るのなら、その方をずっとずっと大切にして一歩づつで良いから前進してください。

 

       

 

雨が一生続くわけは無いですし、いつかは晴れる日が必ず来ますし、貴方はやれば出来る子だと思うので、決して自分を安売りすることなく、無理することなくお願いしますね!