前回の続きである。

 

南海電鉄が、 みさき公園 の経営から撤退すると発表してから半年が過ぎてしまったが、後継する事業者が現れていないようなので、このまま行けば来春には閉園が決定してしまうだろう?

 

 

 

ところで、在阪私鉄の中では営業収益が最も低い「南海電鉄」だが、近年はインバウンド効果の追い風もあって、関空~難波はもちろんのこと、高野山への観光客も確実に伸びていると聞くけれど…

 

      

 

やはり、年間3億円の赤字を垂れ流している「みさき公園」はお荷物でしかないのだけれど、まだまだベッドタウンとして需要が多い高野線と、難波~関空には積極的に投資しているし、泉北高速鉄道を購入したこともあって、少し慎重になってるのだろうか?

 

先の台風で崩壊した「男里川橋梁」を含め、「紀ノ川橋梁」などは開業当初の明治時代のものであって、未だ手を入れていない現状から察すると、関空以南は関心がない 

(金をかけない)方針が垣間見えたりしませんか?

 

 

 

まあ、民間だからとやかく言えまいが…

 

 

 

だったら、なぜ他の事業者が名乗りを上げないのかと言えば、何を隠そう「みさき公園」自体に魅力が無いからであろう!

 

すなわち、遊園地として継続するのなら、遊具は潰してリニューアルするか、はたまた現状のまま懐古ブームに乗せる選択があって、経営コンサルなんちゃらが指南してくれるけれど…

   

      

 

 

何と言っても動物園と水族館の維持に 金がかかりすぎる し、銭金を超えて蓄積されたノウハウが必要な業種なので、屈指の動物園が特徴だったことが、今は後継事業者を拒むネックとなっていると読めはしないだろうか…?

 

 

      

 

しかし、強いて南海から後継ぎを打診するとしたのなら…

 

「ホークス」繋がりで ソフトバンク・ランド!

 

 

 

はたまた、競合他社の JR西ランド も有りかも知れないけれど、伝統のテレビ番組「サザエさん(東芝)」 や 「遠くに行きたい(JRグループ)」 が、後に数社のスポンサーで成り立っている現状を考えると、共同経営の道も模索しても良いんじゃないかな…?

 

 

      

 

 

ただ、遊園地としての存続が断念された場合、過去に閉園した宝塚ファミリーランド、甲子園パーク、あやめ池などは

、いずれも都心部に近い立地が幸いして、デベロッパーの食指が動いたのですが…

 

都心部から1時間近く離れているし、平面では無い山と谷の敷地を開発してまで採算がとれないだろうから、彼らは動かないかと…?

 

 

 

星野なんちゃらも難しいかな?

 

      

 

 

ただ…

後の事業者も決らず、よしんば岬町が引き継いだところで無理に決ってますし、近いうちにそれを放棄した場合にどうなるのか?

 

ここが一番恐いんですね!

 

例えば、あくまで妄想でのお話しなんだけれど、他国の国民が結集してここを購入し、その国民だけしか入場できないようなシステムを作れば、完全に 秘密要塞 にはなりやしませんか?

 

      

 

囲われた彼らだけの街が出来て、モラルがあるうちは良いのですが、好き勝手なことをやり出すようになれば、手が付けられなくなりやしません?

 

サティアンの二の舞になりやしません?

 

 

 

ハゲタカが狙っていても、それを縛る法律も条令もない…?

 

政治が民間に口出しするのは御法度ですが、地場の国会議員でもある「谷川とむ」さん(岬町谷川 出自)や、大阪府知事の「吉村洋文」さんは、どう考えてるんでしょうね?

 

 

      

 

わかりました…(汗)

 

ひとつの民間企業が広大な土地を手放すのですから、どちらに転んでもハッピエンドになって欲しいと願うばかりなのです。

 

この稿おわり。