この春休みを利用して、またまた親戚の子供さんが来られたので、広島まで1泊でお連れすることにしました。

 

さて、このブログで何度か登場している彼ですが、私の 鉄道好き が完全に移ったようでして…(汗)

 

 

 

ただ、以前は私が主導権をとって訪問していたんですが、少し自我に目覚めたようで、今回は自分から 広島の国鉄型電車を撮影したい とリクエストがありましたので、普通の方の観光旅行とは違い、単に鉄道を撮影するだけのために訪問します。

 

 

 

さて、我らが「軽トラック」での移動になりますので少々鈍足になるものの、そこはご辛抱いただいて、阪神高速神戸線~第2神明~加古川バイパスへて進路をとりますが…?

 

 

延々と直線が続く「加古川バイパス」は、実は戦前に計画された 弾丸列車計画 の予定地だったことは、あまり知られていませんし…

 

この道路に沿って東加古川駅付近に見える新しい住宅地は、かつての 加古川操車場予定地 だったことなど、道中に鉄道の歴史も教えながら進んでいきます…(汗)

 

 

 

 

さて、姫路から相生に入って少し進んだ所の田園地帯で、まずは腕鳴を兼ねて少し撮影してみました。

 

 

あいにくの天候ですが、これが古い国鉄型電車なんです!

 

 

 

で、次の有年駅から国道2号線を離れます。

 

 

行き違いもできないような狭路ですが、なぜわざわざここを通るかと言うと…?

 

実はこの道こそが、山陽本線と赤穂を結ぶ 赤穂鉄道 が走っていた廃線跡で、国鉄赤穂線が開通することから昭和26年に廃止されています。

 

 

傍らを流れる 千種川 に沿って、赤穂を目指していたんですね。

 

 

播州赤穂からは、JR線の次の 天和駅 を目指しましたが、かつてここには シキという巨大貨物車 が、側線に留置されていたんですが…?

 

 

見当たりませんね?

 

と、今は簡易な車庫に仕舞われていました。

 

 

さて、ここから山陽道にのって福山西ICまで走ります!

 

 

 

思い返せば35年前…?

 

 

 

実は若かりし頃に姫路に住んでいまして、当時開通した山陽道は 竜野西~備前 の区間のみであって、備前からは「岡山ブルーハイウエイ」という有料道路が最速のルートでした。

 

ただ、なぜかしら当時も今も、山陽道が新幹線と交差する前後の区間の路面がザラザラ舗装なんですが?

 

何か理由があるのでしょうかね…(笑)

 

 

 

さて、軽トラですのでアップアップの80~85km/hで巡行してきましたが、福山西ICから2号線バイパスへ降り、少し走ると箱庭のような「糸崎」の街が眼下に見えてきました…。

 

 

 

私が高校時代にひとり旅で九州を目指した時は、確かこの駅のホームで 立ち食いうどん をすすった記憶があって、ホームにもたくさん人が居たんですが…?

 

 

 

かつては鉄道の要所として栄えた街であっても今日の斜陽化は著しく、乗降客もほぼ居らず無人駅に近い状態でした。

 

 

 

さて、ここからは2号線をひた走り、明日に撮影を予定している 瀬野~八本松 で下見がてらに撮影しました。

 

 

陽が沈む少し前ですので露出に難がありましたが、明日の撮影がスムーズに出来るよう、何箇所かのポイントをチェックしておきます…。

 

 

 

ところで、なぜ好き好んでまで山の中で撮影しているかと言うと…?

 

実はこの区間の勾配がとてもキツいため、広島から東京方面へ走る貨物列車が坂を登れないので、この区間に限って 助っ人の機関車 が連結されるんです!

 

 

で、それを 峠のシェルパ と言うんです!

 

 

 

ヒマラヤ登山の案内人としても知られる シェルパ民族 に倣って、広島駅から貨物列車の最後尾に更に機関車を連結して、後ろから押し上げる役目の機関車が、この区間に限って見れるので、ここへ来たからには外せないスポットでして…(汗)

 

とまあ…

普通の方にはどうでも良いことだし、とうてい理解すら出来ない道中でしたが、無事に広島ま地を踏むことができたので、ここでしばし羽を休めることにしました…。

 

つづく