今から22年前…

 

NHKの番組で高視聴率をたたき出した ふたりっ子 という朝の連続ドラマは、舞台が通天閣に近い場所という設定でしたが、そのロケ地になった場所を先日訪問してきました。

 

 

 

 

まずは、堺東駅から南海高野線の「岸里玉出駅」まで向かいます。

 

 

 

で、駅を出て西に歩いて国道26号線を渡ると、最初のロケ地でもある 岸里小学校 に到着します。

 

 

 

背後のガードは、南海汐見橋線の線路で、番組内でも度々登場しますが…

 

第一話ではこの校庭で体操するシーンがあって、幼い頃の 三倉茉奈さん 三倉佳奈さん が通う学校という設定でした。

 

 

 

 

 

更に線路沿いを北西に進むと、幼い麗子と香子が、「入れ替わろかぁ~?」と、密約を交わしたガード下がありました。

 

 

 

 

 

 

ドラマで何度も登場するスポットでしたが、人がギリギリ通れるほどの高さで、ガードの東側は当時と一変しているものの、西側は木造家屋が密集する、大阪の下町風情が今も残っています。

 

 

 

 

更に進むと、これまた度々登場した 千本北公園 が見えてきました。

 

 

 

当時とほとんど変わっていませんね?

 

 

 

で、この先にある商店街には、このドラマを記念した碑がありました。

 

 

実は私事ながら、彼女らが小学生の頃から存じ上げていて、一昨年前にもお会いしたのですが、益々お綺麗になりご活躍されている姿を拝見し、こちらも嬉しく思っています。

 

 

 

 

 

 

さて、せっかくここまで来たんだから、地元の 西天下茶屋商店街 を訪問してみましたが…?

 

 

 

ご多分に漏れず、ロケが行われた22年前と比較しますと、シャッター通りと化しているようですが、だからと言って閑散とはしていませんでした。

 

 

 

 

大阪の中心部に近いという、便利な立地が幸を奏しているようで、パラパラと人通りがありますし、開いている店もそれなりに活気がありました。

 

 

 

 

さて、駅からあれこれ見ながら2kmほど歩きましたので、商店街の中ほどにある喫茶店で休憩することに…。

 

 

 

たまたま入ったと申しますか…?

 

実は、レトロ好きな方にはある意味聖地のような存在でもあって、食ベログでもかなり口コミの多く、なんと言っても昭和で時代が止まったと錯覚しそうな価格設定の喫茶店でして…

 

 

 

 

コーヒーショップ マル屋 と言う屋号ながら、きっちりとした食事もとれるようなのですが…?

 

 

 

 

古い巻物のようなメニュー表を開けますと、呪文のごとく小さい文字が並んでいました。

 

 

 

さて、カウンターの奥には、ベレー帽を斜に被ったお洒落な店主がいらっしゃって、私がまごついていると…

 

「ここに座ってください!」と…

 

 

 

 

かなりのご高齢と見受けましたが、俳優の 加藤嘉(かとう ただし)さんに似た上品な方でした。

 

(映画たんぽぽより/写真中央)

 

 

 

ただ、どうやら一人で切り盛りされているようで、前金でアイスコーヒーを注文し、しばし店内を見回しますと、古さは仕方ないにせよ、きっちりと清掃されている感じがしました。

 

 

 

 

で、160円のアイスコーヒーは至って普通の味でしたが、何だか昭和にタイムスリップした気分を存分に味わえるのです(笑)

 

 

 

 

さて、ドラマのロケ地と言うものの、特に目立った有名スポットがある訳でも無いのですが…

 

大阪の古き下町情緒を味わえる商店街としては、この商店街界隈が最右翼かも知れませんね?

 

 

 

 

ちなみに、最寄駅は…

 

 

南海(汐見橋線) 西天下茶屋駅 になります。