前回のブログ記事でお伝えさせていただいたように、10月3日のNHK大阪局 「ほっと関西」 の特集コーナー に、元車掌として登場させていただいたのは、何を隠そう私でした。
動画はこちらから
http://www.nhk.or.jp/osaka-news/
または→
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20171003/4420171.html
もちろん、103系の引退にあたって民放各局も同件を放映されていましたが、手前味噌ながら、少しドキュメンタリー的な深い内容は、NHKが一番だったと感じました。
ただ、 現役の車掌や退職されたOBを差し置いて、たった1年の車掌経験 しかない私がこうして放映されることは、誠におこがましいかも知れませんが、広く自身が持つ103系に対する思いを伝えられたことに、たいへん感謝しています。
それにしても、今回の特集を組むにあたって、スタッフさんはかなり苦労されたのでしょう…?
駅のホームで乗客にインタビューするだけでは物足りないし、かと言って現役さんに伺っても、103系に特別な強い思い入れがある方に巡り会えなかったのかも知れない…?
だったらと、鉄道を趣味とする 撮り鉄 の方々や、鉄道模型のお店を数々訪問した中で、たまたま私の同級生が経営する模型店に辿り着いたようですが…?
鉄道模型を趣味とする者にとって、この103系という電車はそれほどの人気者ではなく、片隅にあれば良い的な存在なので、特別な思い入れもないんです。
しかし、たまたまその彼が私の存在を思い出し、だったらと電話を繋いでくれたご縁でした。
カモメの水兵さん という童謡がの中に…
♪白い帽子、白いシャツ、白い服~♪
という歌詞があって、幼少の頃に帰省していた先の紀伊田辺駅で見た 特急くろしお号 の車掌の夏服が、正にそれだったんです!
♪ 白い帽子、白い服、白い靴~ ♪
ですから、鉄道好きの少年にはインパクトが強すぎて一瞬で憧れてしまい、将来は絶対 国鉄の車掌になるんだ! という、確たる目標が出来た瞬間でもありましたね!
カッコ良かったですよ!
で、昭和57年に高校を卒業した私は、運良く最後の「国鉄新規採用」に合格し、後に大阪環状線の車掌になれたため、今回の取材を請けることになったのです。
(それ以降の高卒採用は10年以上凍結)
もちろん、たった1年であっても、幼い頃からの憧れの職業に就けただけでも幸せでしたし、仕事のパートナーとして乗務した103系の数々の思い出は、今でも私の大切な宝物てのです。
大阪で放映された後に、色んな方々から電話をいただきました。
そして、当のNHK大阪局でも反響が大きかったことから当日3日の ニュースウォッチ9 でも放映されました。
(後に、関西以外で103系引退を放映していたのは、NHKだけと聞きました?)
動画はコチラから
https://www3.nhk.or.jp/news/cameramanseye/2017_1004.html
または→
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171003/k10011166181000.html
自分の動画をテレビ観るのは、少し恥ずかしいと言うか、穴があったら入りたい気持ちもあったりしますが…?
こうして多くの人達の繋がりによって、偶然のような必然の場を与えていただき、その思いを伝えることができたことに、改めて有難く思っています。
ありがとう! 103系電車。