今秋に行われる 堺市市長選挙 は、現職がすでに立候補を表明しているものの、その対抗馬と目されている 大阪維新の会 の候補が、ようやく決定したようだ!
元々は、前回も立候補を打診して断られた 清水アナウンサー が局アナを退職したこともあって、今回こそはの期待も党側にあったようだが、彼自身がぶれることなく己の信じる道を進むようである。
そこで、苦渋の選択と言おうか?
他に 客寄せパンダ的な候補 が見当たらなかったのか、最終的には身内からの立候補となった訳だが、失礼ながらほとんど ロシアンルーレット で決めたとも勘ぐれるドタバタ劇でもあって、永藤英樹府議が立候補する運びとなった。
ただ、せっかく立候補を表明したのだから、当選を目指すのは当然だけれど、ここへ来て小手先だけの戦術を模索していると言うから、開いた口が塞がらないのだ!
すなわち、前回の選挙で「維新」が強く主張したのは、堺市も大阪都構想に入るということであって、それが達成されないと堺市の発展は無いとまで断言していた。
いや!
我が家の近くでも「松井代表」が大声で演説してましたよ!
しかし、それを逆手にとった現職が 堺をなくすな! というキャンペーンを張ったことで惨敗したため、今回はこれを論じないと戦術らしいのだが、くだんの 永藤英樹 府議 のブログなどでは、都構想という文字が躍りまくっているのである。
まあ、勝つためには仕方ない一面もあろうし、彼のブログ記事から「都構想」という文字が消えるのも時間の問題かも知れないが、だったら現職と違って何をどうしたいのかが見えてこないのである。
停滞か?
成長か?
もちろん、彼が市長になれば堺市を発展させてみると言う意気込みでもあろうが、私に言わせれば 「そんなもん、市長になろうがなろまいが、発展させる気があるなら既にやってるんちゃうか?」と返してやりたい。
市議でも府議でも、多数の議員の居る「大阪維新の会」なんだから、発展させたければ自らがどんどん提案し、達成させるチャンスは今までも今でもあるはずだし、だったら現職もすでに様々なアクションを起こしてきた実績もあるんちゃうかな?
それと、せっかく決まった候補の味方するばずの同志も、今は全く動きは見せませんね…?
彼が腹をくくって突撃を覚悟したのに、他に大勢居るはずの「維新」の堺市市会議員なども必死で訴えて、選挙自体を盛り上げていかなあかんとちゃいますか?
と言いますか、かつて「山が動いた」と言わしめた社会党の躍進や、最近で言うところの 都民ファーストの快進撃 を見るまでもなく、大きく世論が動いたキッカケのひとつには、必ず絶大なリーダーシップが居て、そう言う見方をすれば 橋下という頭が居た頃の「維新」は強かった!
しかし、単に橋下人気にあやかって当選した 橋下チルドレン らは、元々さしたる実績も無い味噌クソばかりだから、自分から何ひとつ行動できないし、何の考えも持たない「柳に風」連中ばかりじゃないかな…?
てか、「維新」はのんびりしている時間は無いはずですよ!
堺市の首長をとりたいのなら、その本気さをもっと我武者羅に出さんとダメちゃうかな?
しかし、現時点ではそれが見えてこないし、かと言って先の大阪市長選のように、各候補明確な違いが見えてこないんで、迷ってる市民も大勢いると思うのです…?
対する現職の 竹山市長 は、すでに頻繁に行動を起こされてますが…?
それを傍らから見ていると、「もう一期やりたい!」という気迫のようなものが伝わってくるんです。