来春をめどに、またまた阪神高速道路の通行料金が 実質値上げ されると言うが、弊社のような職業を含めて、日常的に車を利用する職種にとっては、誠に有難くない話しではある…。

 

と言うのも、出口の見えないデフレが続く今日にあって、その値上げ分を商品代に転換できない現状と言うか事情もあるからで、もはや死活問題になりかねないのである。

 

 

ところで、私が免許を取った昭和50年後半の阪神高速の料金は、確か東線が 普通車で400円 で、後に500円~600円と値上げが続いたが…。

 

そして、現在は現金車なら1区間で降りようが、どこまで走ろうが 930円均一 で、ETCには「対距離料金」が適応されていて、区間によっては、それ以下に安くなったりする。(一部例外あり) 

 

 

 

ただ、前回の値上げ前に時系列を戻すと、例えば堺ICから神戸へ行く場合は、東線の700円+西線の500円をプラスして 1200円が930円に値下げ されているように、利用する大勢がその恩恵を受けてきたと言うか、美味しい部分も残してあった…?

 

 

 

 

しかしだ…

 

今回は前述と同じ区間を走ると、 930円→1350円 と、一気に420円も値上げされてしまうのだ!

 

つまり、18km未満だと一部区間で値下げになるものの、 長距離を走れば実質値上げ ということになるし、現金車なら初乗りから1350円と言うことである!

 

 

  

 

 

 

 

これはひどい!

 

やりすぎにもホドがあるので、大師匠にご登場願いたいところである!

 

 

 

 

だったら、 「高速を使わずして一般道を走れば…?」と言う意見も出てきそうだが、プライベートはいざ知らず、仕事となると使わざるを得ない場面もままあるのだ!

 

そしてそして、他人事と言う無かれ!

 

「風が吹くと、桶屋が儲かる」のであって、高速代が上がると輸送費が上がり、それが上がると必ず 大手企業は商品代に転換するので、日用品や食品なども一気に値上げされるので、貴方の財布も直撃 なのである。

 

 

 

 

元来、インフラと言うか電気やガスや高速道路という組織体には、競争相手が無いので 経営努力 というものが存在しない!

 

なので、今回の値上げにしても経営の効率化を進めて…? という文言が必ず入っているだろうが、そもそも本気で取り組むことはないだろうし、その気もサラサラ無いはずだ!

 

そして、肝心の政治を含めて、庶民派をうたう松井大阪府知事率いる「日本維新の会」も、それにメスを入れることはしないだろうし、出来ないと思う…?

 

 

 

しかし、本来このような仕事に従事する者は、 世間一般より薄給であるべし であって、その反面として尊い職種であるというプライドがあって成り立つものであってほしいと思う。

 

しかし、現状の我が国はその真逆に走っていて、一部の者だけが徳をする社会システムになりつつあるのではないだろうか…?

 

 

 

実質値上げ1.5倍!

 

だったら、牛丼が明日から570円になったとすれば、誰が食べるのだろうか…?

 

 

 

 

いや、このような値上げをすれば一般企業なら確実に倒産してしまうレベルにあることを、誰も分っちゃいるけど、それが大きな声にならないのだろうか…?

 

もちろん、私個人として値上げは断固反対ではないが、今回は 値上げしすぎ だというのが本音であって、大阪の経済はますます困窮すること請け合いだと思う。