春は出会いと別れの季節であり、新しく入ってくる者も居れば去る者も居る…。

 

 

さて、そんなシーズンに重ねた訳ではないけれど、昨日にセブン&アイ ホールディングスの 鈴木敏文会長が辞任 したというニュースが飛び込んできた!

 

 

言わずもがな、現在の「セブンイレブン」をゼロから立ち上げ、その成長に邁進された張本人であって、彼が居なれば今日のコンビニの繁栄は無いとさえ言われているが、ここへ来て お家騒動が勃発 し、要は負け組みに付いてしまった彼は、社会の掟で辞任せざるを得ないのであった。

 

と言うか、一部には社内では天皇のように君臨し、誰も反発できない空気になっていたという噂もあるし、もしそれが事実だとしたのなら、好き勝手やりすぎて 天誅が下った とも言えなくはないのであるが…?

 

 

 

 

ところで、全く未知の業種であったコンビニが成功し、その中でも「セブンイレブン」がダントツの勢いがあるのは誰もが認めるところだけれど、その黎明期には試行錯誤もちろんあった…?

 

そこで、その彼が率いる創業チームが出した答えのひとつに、コンビニで おにぎりを販売しよう! と言うことになり、当時は店内買ってスグ食べられるモノは、菓子パンくらいしかなかったので、ご承知のように爆発的に成長していくのである。

 

 

 

ひとつ100円~150円程度!

 

とても手軽であって、私などは小腹が空くとついつい手が出てしまうのであるが(だから太る…)、ある方が コンビニおにぎりの原価は5円? という記事を書いているのをご存知だろうか?

 

 

 

 

食品ジャーナリスの方らしいが、米の原価が60kgで7000円程度だから、単純計算すると原価が5円以下だからベラボーに高いと言い、添加物も入っているから危険だと警告している…?

 

 

 

 

しかし、まずこれって原価じゃなくて、単なる白米の 原材料価格 じゃないのか?

 

おにぎりは生米だけでは出来ないし、まず米を炊いて工場で加工し…

 

 

それを運んで店頭に並べ…

 

 

 

店員さんが販売してくれるので、はじめて私達の口に入るのである。

 

 

 

つまり、様々な人の手を介しているのはもちろんだけれど、おにぎり工場の建設やトラックの購入、はたまた店舗の維持費などが様々に絡み合い、それら全ての人件費が加算されているのであって、だからこそ100円は決して高すぎないし、これらを全て加算すれば コンビニおにぎりの原価は60~70円くらい? だと思うのである。

 

 

 

 

家でも車でも、はたまたキューリ1本であっても、それが誰かの手を介さなければ入ってこない社会になっていて、それが嫌なら自分で栽培せんかい!

 

それと、確かに添加物は良くないけれど、だったら一歩外へ出れば 花粉や排気ガス が降りかかってくる現代に住んでいるのだから、気はつけたいれど、これまた完全に防御できない日本に住んでいるんですな!

 

 

 

まあ、ジャーナリストとか専門家とか事情通が言うことはデタラメが多く、ほんまに世間知らずですな…(笑)

 

おにぎりが高いだの添加物だのゴタゴタ言うのだったら、縄文時代か人の住まない僻地で、 自給自足すれば良いんじゃないの?

 

コンビニという業態はもちろんだけど、特に「コンビニおにぎり」は誰もが食べたことがあって、今や私達の生活に深く根ざしている食文化のひとつだと思うし、確かに手作りが一番だけれど、毎度毎度そう出来ない事情もあったりするのです…。

 

鈴木会長辞任の報で、ふと連想してしまいました…。