一般の方には、あまり馴染みが無いと思うのですが、 ラインテープ という商品があります。

 

これは、例えば体育館の床のラインや、ショッピングモールなどの床の区画ラインに使用するもので、看板屋が通常しようする「カッティングシール」よりも分厚く、靴などの摩擦でも剥がれない頑丈なテープなんです。

 

 

さて、今回ご来店いただいたお客様は、このラインテープを使用して、室内の床に 模擬滑走路? を描いてほしいとのご依頼でした。

 

ただ、今までの施工実績はあるのですが、ほとんどが直線だけでしたので、あらかじめ図面を拝見しましたが複雑怪奇であるのと、その図面が実際の室内の寸法と合致するかのを、まずは実測してきました。

 

 

 

施工前の室内の様子です。

 

 

多少の誤差があったのですが、これは微調整すると言うことで作業場に戻り、この「ラインテープ」を貼りやすいようにカットしていきます。

 

そして、作業当日の様子がコチラです。

 

 

綺麗に仕上がったフローリングの上に、まずは基本となるラインを一本引きます!

 

 

 

 

で、後は図面を見ながら各々でラインを貼っていくのですが…?

 

 

ただ、これも単に貼れば良いというものでは無くて、特にフローリングの継ぎ目部分は、そこから剥離(はくり)することが無いよう、 ヒートガン という強力なドライヤーで炙って密着度を増します。

 

 

まあ、床に這いつくばっての細かい作業ですので、これまた結構骨が折れます…。

 

さて、約2日かけてこんな感じに仕上がりました!

 

 

 

お客様曰く、未来に羽ばたく若人(わこうど)の集会場に使用するそうですが、かなりの 飛行機マニアの発案 ではないかと思ったりします…?

 

それにしても、看板屋の仕事は多義に渡りますね!

 

今回も、ご注文ありがとうございます。