年末に向け、時間のある時は作業場の「大掃除」をしたりしている。
すると、開業からたった4年であっても、いろんなモノが出でくるのだが、昨日は、我がパートナーでもある 日本城バスのバス停標識 を発見した。
有名な、吉祥寺の「ムーバス」よりも10年以上早く、日本初のコミュニティバス として松原天美地区を走り続け、当初の乗り合いタクシーではラッシュ時に対応できないことから、本格的なバス事業免許がおりた頃のバス停であろう。
気合が入っている、初代です!
鉄板式で重く、この下に木製の柱がある昔ながらのバス停でしたが、木の部分の腐食が進むと「頭の重さ」に耐え切れず、ほどなく更新されます。
2代目は、ホームセンターでも手に入る「アクリル板」をベースにしていましたが、耐久性には優れるものの、熱による収縮が激しいことから破損が多く、しばらくは見劣り感が否めませんでした。
その後、破損の著しい箇所のみ更新されましたが、元の鉄板式に「先祖返り」します。
ただ、重い鉄板では加重に耐えられませんので、苦心の末に「あるモノ」を代用してバス停にしていました。
3代目は、初代よりもふたまわり以上小型で軽量ですが…
シールをめくると…?
クッキーの蓋でした…(汗)
しかし、所長お手製のこれは案外強く、私が作業場を開業した頃からしばらくは健在でした。
しかし、あまりにも??? ですので、弊社より バス停の更新 を御提案しました。
そして、現在のバス停は4台目になりますが、材質は腐食も熱収縮も少なく、看板の下地で広く使われている アルミ合板 を使用し、天美ルートはこの仕様(大型)と、これの小型の2タイプで統一しています。
ところで、誰が見てもバス停とわかる表記にした心算ですが、所長さんの承認をいただいて、少しだけ茶目っ気を入れさせていただきました。
実は、広く一般で使われている バスのピクト(イラスト) というのがあるのですが、このまま流用するのはいかにも芸がない…
ですので、個人的に大好きだった 川崎オバQ というバスをモチーフにし、オリジナルのバスピクトを作製しました。
これです ↓↓↓
1965年以降につくられた観光バスの車体ですが、丸みが強いことに加え、当時の人気アニメであった「オバQ」にどことなく似ているため、この愛称がつけられました。
(私が最後に実車に乗ったのは、奥道後バスでした)
普通の人には決してわかりませんが、バス好きには一発で理解できますね!
もちろん、他と違った「独創」の社風が日本城にピッタリだと判断しましたので、これを採用した次第です。
まあ、いずれにしても現行の4代目は、お客様からたいへん好評をいただいておりますので、一安心ですね(笑)