昨日のつづきである。
では、実際に入店してみよう。 (以下/まいどおおきに食堂→まいど と略す)
1.入口付近
いも膳は自動ドアーで可もなく不可もない、社員食堂的な印象である。
ただ、ピーク時に訪れると、いつも手洗い場のゴミ箱に入りきれない手拭きペパーが散乱していて、シンクも汚れているので、一気に食欲を減退させる演出がなされている。
片や、まいどは木製の手動ドアーのためか、独特の木の香りがしているのと、傍らではごはんを炊くカマドがあるためか、田舎に来た雰囲気で食欲をそそる演出が心憎い。
ただ、手洗いのシンクは綺麗なのだが、いつもソープが空で押しても出てこない!
開店時に訪れた時も同様だったので、どうやら交換する気がないと言うかダミーなのかも知れない。
2.おかずいろいろ(セルフ台)
いも膳は、手前から価格の安い副菜があって、奥へ行くほどメインとなるおかずが現れる。
これは、お客にとっては逆で、メインを決めてサブが決まるのだが、価格の安さを演出する手法なのか?
スーパーライフ系列の「ザ、めしや」も同様の陳列方法である。
また、厨房はほぼ全てがパートさんらしき女性で、あまり言葉を発せず半ば黙々と調理盛り付けしていて、客も同じようにトレーを流しながら黙々と好みのおかずをチョイスしていく。
ただ、陳列ケースに所狭しとおかずがてんこ盛りにされているので、これが邪魔して調理スタッフさんの手元までは見ることができない…
流れ着いた先(終点)は、ごはん、汁コーナー。
100円だったか? 小ごはん以外はおかわりが自由なので、込み合ってくるとスタッフが機転を利かせて、適当に盛ったごはん5~6碗出してくれている。 また、単価も5円刻みなために会計も含めて流れがスムーズである。
ただし、2~3年前まであった無料の漬物は廃止されている。
片や、まいどは逆の陳列方法と言うか、これが普通だと思うのだが、メインが先でサブが後である。
また、いも膳のような陳列ケースをおかずで埋め尽くすことなく、1皿か2皿だけを並べていたり、ベタでいたりしているのが特徴だ!
これは、フジオ代表の心理作戦だと思うのだが、このことは逆に言えば厨房が丸見えになるということである。
実際には、入るとすぐに「たまご焼きコーナー」があって、注文するとその場で焼き上げてくれる…、同様に男性スタッフ(オーナーか?)が数人いて、わざとらしく煙を出して魚を焼いたりするので、いかにも「できたて感」を上手く演出していて、並んでいると食欲が増進してしまうために、ついつい多くトレーに乗せてしまう。(汗)
ごはんは、大も中も小も同じ価格。
ただ、ひとりひとりに「ごはんは小ですか? 中…」と、たずねるために流れは遅い。
また、以前は無かったのだが、最近は会計の横にネギ、ワカメ、天カスが置いてあって、「ご自由に」なんて書いてある。
おっと! ご自由にとあるのだから、「据え膳食わぬは男の恥!」
なので、注文した「豚汁」などに全てをてんこ盛りに採ってしまう癖があるので、テーブルに着く頃には得体の知れない汁になっていることが多く、注意が必要である…(汗)
しかし、嬉しいサービスに得した気分だ! さあ、食すとしよう…
つづく

