本日は、先日ご来店いただいたお客様の看板工事に伺いました。
場所は八尾市で、職種は自動車の販売買取と車検修理を行う「BRIDGE」という屋号です。
事前の現地での打合せで、通りから見える壁面に取付けるように指示がありましたので、その壁面に合う仕様で製作しました。
建物の壁面は、「スレート」という凸凹波型の形状です。
ですから、パネルだけではグニャグニャに波打ちますので、固いフレームを一旦取付けてからパネルを貼るようにしています。
ただ、波型の「スレート」自体にビスは効きません!
なので、下の写真のように壁の裏にある鉄骨に届く長いビスを打ちます! (赤い→のラインに鉄骨が左右に走っています。)
ちなみに、映っているのは私ではなく相棒のS氏、よく頑張ってくれます!
まず、左隅の1点を留めたあと、ミリ単位で実測し水平を出しながら右隅を固定し、左右の対角を睨みながらフレームをガチガチに固めていきます。 (台風でも、壁ごと剥がれない限りはフレームは飛びません)
また、フレームは耐久性に優れて軽量なアルミを使用しています。
ビス穴付近をシリコンで防水すれば、第一段階は終了です。
フレームの固定が終われば、第二段階はパネルを貼り付けていきます。
私のインパクトドリルはもちろん「日立製」です。 モーターはやはり日立が強いです!
しかし、現実問題として「ビスを打ちながら写メを撮る」のは難しく、変な体制をしていると48歳ですから足がつってきます… その私の姿を見て横でS氏が笑っています。
ビスの間隔は450ピッチにしますと、強風時にパネルがたわんで剥離することがあり、逆に200ピッチですとビスが目立ってきますので、良い頃合の300ピッチで確実に固定していきます。
また、ビス頭はそのままでもよいのですが、サビや水垢が出て意匠を汚しますので、同色のカッティングシートを貼り付けます。
見ての通り、結構細かな作業を梯子(ハシゴ)の上でやっているんです!
最後にスポット球を取付けますが、昼間ですと光軸が見えないので、長年の勘でハスから睨むS氏ですが、ちなみに視力は3.0です! ←ウソ
意匠面を再度綺麗に拭きあげれば、できあがりです。
今回の意匠は、お客様がデザインされたものを弊社で少しデフォルメしましたが、当初はご予算のことと、夜の商売ではないのでスポット球は不要とお互いが考えていました。
ただ、地元の方に聞きますと、前面の道路は狭いながらも抜け道として利用する方が結構多いのに加え、付近に照明のある看板が少ないことから、少しでも早くお店の存在を知ってもらうために、あえて取付けることにしました。
「費用対効果」を考えますと、決して無駄な出費ではないと互いの意見が合致したためです。
お車のことなら、八尾市老原の「BRIDGE」へ是非! 072-925-8600まで