先日のブログでもお伝えしましたが、次々の週末の土日に「岸和田だんじり祭」が開催されます。
有料の観覧席もありますが、既に販売していませんので私なりのオススメスポットを紹介します。
初日の15日は早朝から駅前商店街でパレードが行われます。
改札口を出てすぐの所で右に左に折れますが、間近に見るだんじりは迫力満点です!
この後、午前、午後、夜間と走りますが、アーケード付近は混雑しますので、少し避けたスポットをいつくかご紹介します。
地図の青色の部分は道幅が広くて安全で、露天も出ていますし、時折休憩中のだんじりを見ることもできます。
ただ、刺激を求めたい大人だけでしたら、道幅が狭い「紀州街道」をオススメします。
欄干(らんかん)橋付近は、城へ攻め込む外敵を阻止するためにS字カーブがありますので、ド迫力な「やりまわし」を堪能できると思います。
それと、綱の先には司令塔役の先導手がいて、先行するだんじりとの間合いを見ながら、長い白旗で鳴り物に合図を送ります。 鳴り物(笛、太鼓)はそれを見てゆっくり歩くのならスローで、走るのならアップテンポで音を奏でます。
また、綱先には子供が、綱中には中高生の青年団が、綱元には大人達という順で曳航されます。 そして、一気に加速する時は、一斉にホイッスルが鳴らされ綱元の大人達が一糸乱れぬ見事なまでの前傾姿勢になり、大屋根の大工方の舞が激しくなりますので、チェックしてみてください。
翌日の16日は宮入です。
大半のだんじりは岸和田城に近い岸城(きしき)神社を目指しますが、地図のみどり部分は「こなから坂」と言う、市役所前の登り勾配と右カーブですので、クライマックスとも言える大迫力が拝めますが、見物客も半端ないほど多いため、小さな子供さん連れにはオススメできかねます。
でしたら、地図の紫部分にある菅原神社はいかがでしょうか?
駅の裏にあって、台数は少ないものの宮入を眼前で見物できる、穴場的なスポツトだと思います!
ところで、だんじりの最大の見所は、とにも角にも「やりまわし」です。
前述の通り、狭い紀州街道などを走りながら直角に曲がるのですが、原理としては下記のようになります。
ただ、この動作を間髪入れず、わずか1~2秒で息を合わせて行うのですから、目撃したあなたは絶対に鳥肌が立ちますし、勢い余った後ろてこ衆が何人も吹き飛ばされますので、カメラに夢中にならないように注意が必要です!(カーブ付近の電柱や突起物には、ケガをしないように紅白のクッションが巻かれています)
駅を起点に西側の徒歩20分圏内で十分楽しめますが、昔の街並みですから洒落た大型レストランなどはなく、食堂の大半も閉まっていますので、食事はコンビニや露天での店屋物で済ませていただくしかありません。
また、トイレの設備も乏しいので、特に子供さん連れの方はコンビニや開放している公共施設を事前にチェックしておいてください。
さてさて、
夕方になると風も涼み、大屋根に提灯が灯されて、赤子が這うがごとくゆっくりゆっくりと練り歩きます。
ですから、
昼間の激しさはナリを潜める代わりに、昼間は危なくて綱を持てなかった小さな地元の子供さん達がこぞって現れます。
ご両親と手を繋ぎながらも、「そうりゃ~ そうりゃ~」とかけ声をかけ、必死で曳航しようとする微笑ましい光景があちらこちらで見られますよ。(笑)