だいたいの片づけが終わった実家。
とは言え、これまで面倒だったり手間がかかるため放置していたものがまだ残っている。
いつも行くたびに目に入り
「これ要らないんだけど、どうやって捨てよう…」
と考えてしまっていた。
早く捨ててしまえばスッキリするのに。放置しているがために、毎度同じことで思考回路を無駄に消費してしまう。モノが多いと無意識のうちに脳のリソースの多くを持って行かれる。それは空き家であっても自宅であっても同じなのだろう。不用品はいち早く捨てるに越したことは無い。
さて、今回処分するのは…
2階に放置していた大きなタンス。
大きくて1人では動かすことができなかったため、処分を先延ばしにしていた最たるもの。やはり何度見ても大きくて邪魔だし汚いので、処分するほかに考えられないものだった。
まず引き出しや棚板を分解して1階に運ぶ。これだけでも結構な重さがあった。そして本体。上下で2分割できるようになっており、その分割の作業までは1人で何とかできた。
問題はこれから。この大きな本体を1階に降ろさなければならない。1人ではどうしても無理だ。
妻と2人で実家へ寄る機会があった。2人ならばどうだろうか?と思って作業を試みたが、2人でも大変そう。そして腰を痛めてしまう心配もあるので(ギックリ腰持ち)無理にやるのは危ないと判断。これは多少のお金を掛けてでもプロに頼むのが最善だと思った。
業者を探す。
①大手運送業者
ホームページに作業内容と料金が明示されている。それによると料金は約1万円。思っていたよりかかりそうだ。作業は最低でも2人必要になるので、これくらいが普通なのだろうか。
②引越し専門業者
だいたい1~1.5万円程度。スポットの作業になると、上記の運送業者よりも高くつく。
廃棄物にあまり大きなお金を掛けたくない、というのが本音。そこで、もう1つ可能性のある方法を思いついた。
③市のシルバー人材センター
連絡すると、作業内容によっては引き受けが可能とのこと。さっそく見積もりをお願いした。シルバー人材とは言え、定年を迎えたばかりの方は若々しくて力強い。現場仕事に慣れていそうな人が来てくれ「これなら出来ます!」とのことだったので、作業をお願いした。
さすがは熟練のプロ。手際よく10分程度で作業が完了。こんなにあっけなく終わるのならば、もっと早くに頼んでおけば良かった。…というのは良くある話。
それでいて作業代金は4,000円程度。民間業者に頼んだ場合の1/3程度で済んだ。
今回の作業は2階から1階玄関先までの移動のみ。タンスの処分そのものには市の粗大ごみ回収を利用。回収料金は1,500円だった。
他に家具移動の作業を依頼するとすれば、よくポストにチラシが入る便利屋とか不用品処分業者などだろうか。ただしあのような業者は素性が分からないし、誠実ではない業者もあって犯罪の下見を兼ねることもあると聞く。見知らぬ業者は出来るだけ家に上がらせないほうが良いと思う。
まだ家の中に残っているものがある。ここで立ち止まらず、着実に進めなくては。