自らの判断で正社員を辞めて非正規雇用になり、数か月が経った。
1日最低8時間×週5日という“最低ライン”の縛りから解放されたことで、気分は想像以上に軽くなったことを実感している。
その結果…
気づけば今や、正社員の時よりも圧倒的に長時間働けるようになった。
起業のパートナーでもあった同僚が休職そして退職したことで、会社における担当業務は拡大。そして更に、何か月か経った後でもう1人が突然出社しなくなってしまった。
それにより、半年ほど前と比較して会社での業務量は倍増。
平日のルーティン業務を回しているだけで、期日が先にある非定型の業務がどんどん溜まっていく。
「いつかやれば良いか…」
と思っていても、毎日が忙しすぎるとその『いつか』が来ない。
結果として非定型の業務をやる時間が全く取れずに、それらは休日に対応するほか方法が無くなってしまう。
正社員として働いていた頃は、週5日の“拘束時間”だけで精一杯。休日出勤など考えられる余裕は全くなかった。
ところが今、それが不思議と全く苦にならない。
結果として、週5日を超える出勤がしばらく続いた。正社員の頃の『週40時間』を超えることもある。
それなりの疲労感は確かにあるのだが、不思議と正社員の頃の疲労とは別物。自力で対処できる範囲に収めることができている。
尤も非正規雇用なので、勤務時間は『最低8時間』の枠を気にしなくて良い。
自分が働きたい時に、無理しすぎないで働ける範囲内で勤務が可能。結果として長時間労働になっても、拘束されていないというだけで気分がとても軽い。この自由さが心地良い。
収入も大きく上がった。
同一労働・同一賃金が定着しつつある今では、正規と非正規は契約形態の違いでしかなく、より多く働いたほうが得られる収入は多くなる(会社によってはその整備がまだ十分ではないとは思う)。
結果として毎月の収入も、賞与もだいぶ上がった。
おまけに投資の利益も安定してきており、その分も『収入』として捉えれば正社員1本で生計を立てていた頃を大きく凌駕できている。
気分的に開放され、自発的にたくさん働き、収入も増加。大変だし疲れているけれども、意外なほど爽快感もある。
会社の採用活動も進んでおり、欠員となっている2名に代わる社員も内定が決まった。
大変なのは皆同じ。さらに上司や経営陣は下からの圧力も受け止めなければならないので、余計に大変だったと思う。
共に乗り越えたこの苦境を糧にして、この先もしばらく会社の運営に関わっていけたら楽しいだろうなと思うようになった。
起業の夢は保留となり、パートナーとは連絡が取れないまま。
もう、あの時に練っていた構想は単なる思い出の一つになりつつある。
『鉄は熱いうちに打て』という諺があるが、今は完全に冷めてしまったので打つことすら考えられない。
昨年は一時メンタルも大きく弱ってしまったが、なんとか持ち堪えて立ち直ることができた。
そして損なわれかけた経営陣との関係性も、なんとか修復して信頼関係を回復させることができた(と思う)。
今いる会社で非正規雇用の勤務を続けながら、会社の運営のために微力を尽くし続けていきたいと思っている。
かなり久しぶりに
「会社の仕事が楽しい!」
と思えるようになってきた。