Day 9、金曜日。


昨日のお通じがなかったので、スインプロイク錠を使って胃腸をスッキリさせることにしました。


このスインプロイク錠は、オピオイド鎮痛剤(医療用麻薬)のために便秘になっている原因である神経の緊張を解くという働きするお薬です。


普通の下剤とは違って、便秘の原因を取り除くだけ。

効果は数時間。


そんなお薬なので、お通じが無かった日の次あたりで使うのが良いというのが、あれこれ記録をとって試した今のわたしの結論だったりします。


そして、抗がん剤のイリノテカンは下痢を引き起こしているはずなので、便秘になる状態は解除すると一気に下痢にいってしまいます。


この変化をできるだけ穏やかに起こしたい。


そう考えて、朝食後にスインプロイク錠を服用したわけです。


いや、今回のイリノテカン投与からのあとの私の体調は良くないのかもしれないと、改めて実感しました。

スインプロイク錠を服用したあと、普通便が2回、そのあと下痢が一気にきました。


そして、強烈な脱力感がきました。


倦怠感がすさまじい。

一気にエネルギーを吸い取られたかのようです。


何が悪かったのだろう?


お通じ問題は狙った通りに解消されて、胃腸自体はイリノテカン本来の副作用である下痢気味なところにきました。


でも、お昼頃から夕方遅くまで立ち上がるのもつらいくらいの倦怠感で、今日のリモートワークはベッドの中から半分へたばり気味でこなすことになりました。


リモートワークの終業時刻がきて、日報と週報を書きかけているところで意識が飛びました。

気がついたのは夜9時。


目が覚めて気がついたのは、頭脳が回転できること。


明晰。すべてが手に取るように理解し、わかります。

この数日間、まるで思い出せなかったいろいろなことが出てきます。


これは、嬉しいですね。


目の前のパソコンで、報告書が書きかけであることに気づいたのでほんの数分で片付けて、タイムカード打刻。


一気に勤務完了です。


午後に脱力していた身体にエネルギーがすべて充填されて、ほんとにすっきり。


サナギ状態から一気に羽化したような気がします。

今なら羽ばたいて飛べるかも。


頭が回転できるのが嬉しくて、今のうちに考えていることや、やらなきゃいけないことなどをノートに書き出す作業をしました。


ノートのページがどんどん埋まっていきます。

いいね、この感じ。


夜遅くに帰ってきた妻と、他愛のない会話をしながらノートに書いて書いて書きまくりました。


会話をしながら、手元で書き物ができるというのも頭脳が明晰明瞭である証拠ですね。


こうやって改めて考えると、抗がん剤の副作用で一番いやなのは頭の回転が落ちることなんだよな。