Day17、土曜日の朝。
イリノテカン投与による副作用として恐れていた夜中のしゃっくりが一度もなく、本当に熟睡して気持ち良く目覚めることができました。
Apple Watchによる睡眠スコアは94。
これは幸先が良く、副作用対処が順調に進められそうです。
もっとも目覚めた時刻が、正午を過ぎていたということがあるわけなのですけどね。
目が覚めた時刻が遅かったことで、食事と服薬時刻の調整をしたことはこれまでの経験を記録したノートの通りにすることでいけそう。
あとは、前回のサイクルから取り組み始めた遅発性下痢への対処を考えて薬と服用タイミングの調整をすることにしました。
イリノテカンによる下痢は2種類あって、投与後24時間以内に起こる早発性下痢は投与薬に含まれる成分のせいで起こります。こちらは腸の働きが活発になりすぎるだけなので、対処薬はブスコパン。
そして、24時間後から2週間くらいまでに起こる遅発性下痢は薬が腸の粘膜を傷つけることで起こります。こちらの対処薬はロペラミド。
私の場合は、この遅発性下痢がすぐに起こるわけではなく日常的に服用しているオピオイド鎮痛剤(医療用麻薬)のせいで便秘の方に体調が傾きがちです。
このオピオイド鎮痛剤による便秘はコントロールが難しくて、イリノテカン投与を含むIRIS療法を始める前は毎朝必ずスインプロイク錠というオピオイド鎮痛剤に対処するいわゆる下剤を飲んでました。
このスインプロイク錠についてはイリノテカン投与を受け始めた時に、病院の薬剤師と打ち合わせをしました。
その時の薬剤師さんの助言は、いつも通りのスインプロイク錠で試してみて下痢の程度に合わせて対処量と頻度を調節すれば良いいうものでした。
ところが最初に「いつも通り」のスインプロイク錠の服用タイミングで始めた第1サイクルは、悶絶するくらいの下痢と体調不良がやってきたのでした。
あれは苦しかった。
そこからスインプロイク錠の使い方に四苦八苦しながら、量とタイミングを調節したのをノートに記録して第8サイクルまでやってきました。
この第8サイクルでのスインプロイク錠の方針は、次のような感じにする予定。
・イリノテカン投与日の前日に、スインプロイク錠を使って胃腸を整える。
・投与日とその次の日は、早発性下痢の心配があるのでスインプロイク錠は使わない。
・投与日の2日後に、スインプロイク錠を使って胃腸の様子をみる。
あとは、イリノテカンのせいで傷ついた胃腸粘膜を立て直すだけ。
まぁ、この胃腸粘膜がどこまでやられているのかをはかるのが難しいのですけどね。
こんなふうに方針を立てて、今日はイリノテカン投与から2日目に当たるので正午を過ぎてしまった「朝食後」からスインプロイク錠を服用しました。
今回のこのスインプロイク錠による効果は、3度に分けてやってきました。
まず、服用直後30分くらいした頃に、胃腸のガスが大量に放出されました。
簡単に言えば、おならです。
そして通常便。これも多量。
その後は体調に特に変化もなく、いつもと同じようにリビングルームで過ごせました。
立ち上がったり歩くことがつらい以外は、リビングルームで家計簿をつけたり家事をしている妻とおしゃべりしたり、テレビを見たり。
スインプロイク錠による効果が次に現れたのは、16時過ぎの「昼食後」。
これはキツイ感じ。
トイレに通ってリビングルームに戻ってくるたびに、便の状態をノートに記録しました。
今日の記録では、昼食後に、通常便1回、その後、泥状の下痢2回、そして水様便1回。
ここまでくると、身体もぐったりです。
「少しはベッドで横になった方が良いんじゃない?」
妻は、客観的に私の様子を観察してくれていて、さすがに椅子に座ってるのも限界に見えたのでしょう。
しっかり休むよう促してくれました。
そこから4時間くらいの睡眠。
昼寝というには深すぎる眠りについて、ぐったりした身体からまたリビングルームにおりてくるくらいに回復しました。
そして、午後9時頃に「夕食」。
胃腸の状態はあまり良くない気がしたので、やわらかめの白米のご飯を半膳と焼き豚を数カケラいただきました。
そして、今日最後のお通じは、少量の普通便。
下痢ではないところに安堵しました。
そつ、これでたぶん、今回のサイクルでの遅発性下痢への対処は上手くいく気がしました。