抗がん剤治療中はベッドで寝てばかりいて、食事メニューも決まらない、そんな闘病中の患者とその家族の付き合い方は難しかったりするかもしれません。


私の場合、最初のうちは食事メニューについて、妻にリクエストしてあれこれ調整してもらったりしてましたが、早い段階で破綻しました。


都会での共働き夫婦なので、食料品の買い出しは1週間単位である程度の計画をもって行ってます。


ところが、副作用による食事の嗜好の変化や、体調不良によっては食べられない日があっりするのが断続的に、数ヶ月以上にわたって続くようになると、食事メニューの組み立てがうまくいかなくなるわけです。


ザクっと言えば、家族と同じメニューを食べる、あるいは患者に合わせて家族が同じメニューを食べると言うこと自体が難しくなるわけです。


そこで、我が家では、食事メニューは各自バラバラに準備して、食べる時間も無理には合わせないことにして現在にいたってます。


そんな感じな食事風景は、平日だと、妻は買ってきたお魚などの惣菜などを適当に広げて夕食している後ろで、患者である私は「今日は肉が食いてー」と言いながらステーキ焼いてたりといったことになったりします。


でも、土曜日や日曜日など、夫婦ふたりがゆっくりできる時には、食事メニューはそれぞれバラバラに用意するものの食卓はいっしょにテレビを見ながら夕食をしたりしてます。


今日なぞも、NHKの大河ドラマ「豊臣兄弟」を見ながら、2人で夕食。


妻は、もやしを炒めたり、カロリー計算アプリを使いながらちまちまお皿を並べていました。

時々は夫婦それぞれが用意したおかずのを見て、

「それ、おいしそうだね」

と交換なんかもしたり。


今日の私はというと、胃腸が回復途上なので、やわらかめのご飯と少しの缶詰。


缶詰は、鯨にしました。


脂っぽいので、きっとお腹を下して下痢になるだろうなと思ったら案の定、お腹を下しました。


といっても、すぐにお腹を下したというわけではなく、「豊臣兄弟」を見終わったあたりで意識が遠くなって2時間くらい居眠りしたあとに、お腹の働きが下痢に動いたという感じ。


脂っぽいものを消化しようと、胃腸は頑張ってくれたのだろうと、まずは満足。


そして、夕食の食卓を夫婦いっしょにできて、テレビで大河ドラマもいっしょに見ることができて満足。

居眠りから目が覚めたら食卓のテーブルは片付けられていて、妻はノートパソコンをぽこぽこ叩きながらレシートの整理をしてる風景がありました。


「そろそろ、ちゃんとベッドで寝た方が良いんじゃない?」

妻にうながされて、階段を上り下りを何度かして寝支度して、

「おやすみなさい」

を告げる私。


こんなゆるい感じで、過ごしています。

そんな記録。