体力的には、思いっきり無茶をした一日でした。
その代わりに得た精神的な満足感は、いまの治療プログラムであるIRIS療法を始めて以来にはなかったほどの、最高でした。
午前中いっぱい職場の会議室を予約して押さえていて、ヨーロッパからのインターンシップの受け入れ責任者として、インターンシップ研修の最終日の報告会を開催しなければなりませんでした。
この報告会開催にあたって、私の最大の問題は眠さと戦うこと。
朝、ちゃんと職場に到着する自信もありませんでした。
実際、午前7時に目が覚めて朝食したものの、その朝食中に寝落ちして次に気がついたら午前8時過ぎでした。
やばい。
眠くて、足もフラフラ。
頭も働かないまま、ホテルからタクシーで職場に乗りつけることになりました。
それでも、職場内にアナウンスしていた時間までに会議室にたどり着き、いま風のオンラインとオンサイトを組み合わせたハイブリッド環境のシステムを急いで立ち上げたものの、司会の任についたのは開始予定時刻より10分以上遅れてのことでした。
カメラやマイク、スピーカーなどを接続して、即席のオンライン会議配信環境を構築したのは本当に久しぶり。
司会をしながら、配信用カメラの操作もしなきゃならなかったので、いま風の自動追尾カメラが欲しくなったくらい。
でも、やり遂げましたよ。
いい報告会だったと皆からほめられたのと、インターンシップ研修生自身からも満足のいく研修プログラムだったと感想をまとめてもらえたのが一番のご褒美となりました。
そして、研修生から問われたのは、
「ヤギさんは、ステージIVの闘病生活が大変なのに私たち研修生の面倒をみてくれたり、いろんな仕事を頑張っているのはなぜですか?」
というものでした。
いや、表現はもっとストレート、
「仕事が、そんなに好きですか?」
ズバッと訊かれました。
それに対する私の答えは、
「仕事が好きだというわけではありません。」
と、まずきちんと否定した上で、
・闘病生活の中で、やりがいが持てる選んだ仕事をさせてもらえていること
・わたしのやりがいは、日本、世界を問わずいろんな人とつながってさまざまな考え方に触れられるコミュニケーションにあること
・困っていることを、一緒に悩んで考えて、少しでも解決したいと思っていること
こんな考えをゆっくり言葉を選びながら伝えました。
そうなんですよね、今日の職場への出勤だって通勤手当はまったく出てないし、タクシー代も宿泊のためのホテル代も全部ポケットマネーでやってますもの。
好きでやらせてもらってる「仕事」。
考えたら、はちゃめちゃ。
でも、ヨーロッパから来た学生と一緒に議論して、雑談もして、ご飯を食べて感想を言い合うなんてのはお金では買えない体験ですものね。
そして、あわよくば卒業後の就職先にうちを選んで来てくれたら楽しいじゃない?
体力的にも無茶をして、職場で膝を突き合わせて、本音をぶつけ合えることができて、わたしにとって精神的には最高に楽しい一日となりました。
ホントは、わたし自身が飛行機に乗ってヨーロッパに旅行していろんな人とおしゃべりしたい。
でも、それが叶わないなら世界中の人に来てもらっていっぱいおしゃべりする、そんな生活でじゅうぶんに楽しいものだと気がついたのでした。
うん、良い一日でした。
サイコー!
IRIS療法の第9日目としては、お通じはゼロ、ひたすら眠い、食欲正常、普通食を普通量を摂れたけれど若干の吐き気あり。こんな記録をメモ。