ステージIVのがんの治療を受けていて、しかも全身化学治療中に職場の健康診断を受けよとの指示が毎年あります。


抗がん剤治療のスケジュールを優先すると職場の集団検診の日程に合わせることはまず不可能という理由で、わたしは職場の健康保険組合の助成を受けられる病院での人間ドックを毎年受けるようにしています。


来年に生きている保障もないのに、健康診断を受ける意義はあるのかなぁ?なんて最初の頃は思っていました。


血液検査はそれはもうしょっちゅうやってるし、造影剤入れてのCTも定期的にやってるので何を今さら。


そう、思いますよね?


でも、泌尿器科、腫瘍内科それぞれの主治医に相談したら、人間ドックなどの一般的な検診は受けるべし!

と即答でした。


眼科や耳鼻科、呼吸器系、消化器系などの異常を観てるわけではないので、一般検診は必要だということです。


そして、たとえば胃カメラのような内視鏡は定期的にできるならやっておいてください。

そう言われました。


なるほど、胃カメラね!


膀胱がんのために膀胱の全摘手術をしたあとでも、胃がんになるリスクは変わらないものね。


そして、故郷の街に戻ってきて地元の総合病院に人間ドックの申し込みをする時に、胃カメラは大事だと思ってるなんて話をしました。

わたしの幼稚園時代からのカルテがある地元の総合病院では、たまたま昔からいる看護師さんに出っくわしました。


胃カメラを毎年きちんと受けたいけれど怖いんですとか、そんな話をしたら、

「病院のスタッフは、だいたい喉のスプレーだけで胃カメラを飲むコツを覚えていくんですよ」

なんて教えられました。


胃カメラの映し出す自分の胃の中を見ながら呼吸をコントロールするとか、そんな感じ。


その話を聞いて以来、毎年、喉のスプレーだけで胃カメラを飲むコツをつかもうと頑張ってきました。


今年で5回目。


上手くできるかなぁ。やっぱり緊張するもんです。


そして、頑張った結果はというと、、、

昨年よりさらに上手くカメラを経口で飲めました。


麻酔も喉だけなので、15分くらいで、つばも飲み込められるように回復しちゃいます。

それまで口にたまったつばを吐くため、大きめの手ぬぐいを持ってきて回復までスムーズに処理できるようにもなりました。


うん、医療スタッフ並みに胃カメラを飲めるようになったかも?


ちょっと自信がもてたかも。


IRIS療法の第6サイクル26日目の今日の体調は、かなり好調です。

もちろん、人間ドックの日程を抗がん剤休薬週のタイミングにもってくるために、体調コントロールを頑張りましたからね。


ちゃんと昨夜から食事も抜いて、万全の体調でした。


と、めでたしめでたしと今日のブログを締めたいところですが、この人間ドック検診の最後の診察で要精密検査項目が見つかったのです。


検査の診察室から、その総合病院の診療科に即座につないでもらいました。

総合病院で人間ドックを受検する最大のメリットが、こんなふうに、すぐに診療科で診てもらえることです。


よくある人間ドック専門施設だと、こうはいかない。


診察室で、あれこれ問診を受け精密検査の相談をしました。

普通の健康な人であれば、すぐにでも精密検査の予約をとって治療が必要であれば即応していくとのことでしたが、

わたしは抗がん剤治療中なので

「抗がん剤治療が終わってからでも良いですよ」

と担当医師。


相談した結果、抗がん剤治療をしていることから、まず腫瘍内科の主治医にこの人間ドックの検査結果を見せて、どのタイミングで精密検査を受ければ良いかの指示を仰ぐということになりました。


健康な人だと、

「癌のリスクもあるので、精密検査を受けてください」

なんて言われたら驚いたり不安になったりするところなんでしょう。


そこんとこ、もうすでに全身に転移しているステージIVのわたしにとっては、まぁ、仮に別の箇所の癌が見つかったとしても今さら何とも感じないですね。


それよりも、そんな別の箇所のがんを見つけてくれたかもしれないという人間ドックに、ありがたさをようやく、やっと、見い出したことに感謝!です。