Day 23、金曜日。

オンライン会議のスケジュールが朝から夕方まで詰まっていて、テレビのチャンネルを切り替えるようにひとつの会議が終わったらすぐに次の会議が始まるという忙しさでした。


こんな時に、ウロストミーな私はウロバッグ(蓄尿袋)のチューブをパウチに繋ぎっぱなしでいられるので、トイレにも立つ必要がなくて便利だと改めて思います。


気分は改造人間。


これだけ仕事に打ち込める一日となったことで、抗がん剤イリノテカンの副作用からは、完全に体調を取り戻したと実感しました。


朝のお通じが正常で、日中に下痢に悩まされることもなくなりましたからね。


でも、朝から休みなしに会議に出てると、夕方の会議ではすっかり疲れてしまって意識が飛びまくってました。


そして勤務時間が終わるや否や、そのままベッドでぐったり、ぐっすり。


次に目覚めたら午後9時。


少しだけ遅い夕食をいただきました。


その遅い夕食をとりながら、昨日、8月6日に放映されたNHKスペシャル「原爆ドーム 世界遺産登録の舞台裏」を見逃し配信(NHK ONE)で視聴。


原爆ドームが残されて、いつでも身近に見ることができるのが当たり前だと思い込んでいた自分を発見し、自分の無知に恥ずかしくなりました。


広島は私の父母の育った地で、わたし自身は子供の頃の(つまり、わたしの結婚するまでの)本籍地は広島市の舟入にありました。


毎年、夏休みは広島で過ごしていたので、広島弁と広島カープは当たり前にわたしにとって身近なものでした。

そして、原爆ドームもいつでも当たり前にあったという記憶から、世界遺産登録などは当然簡単にできたものと思っていました。


NHKスペシャルでは、背景を丁寧に説明され、歴史認識の違いを有耶無耶にする努力というヘンテコな舞台裏が取り上げられていました。


当たり前と思っていた認識とは全く違う世界があるというのは、なかなかに受け入れがたいものなのですね。


今年の原爆の日、広島の式典での我が国の為政者の態度や言葉に対して、ひどいというか言葉で説明しがたい印象しか持ち得ませんでした。


「過ちは繰り返しませぬから」


慰霊碑に刻まれた言葉の意味を、かみしめたいと思いました。