イリノテカン投与後の下痢症状まで乗り越えたので、あとは胃腸の状態を回復させて、立って動ける体力を取り戻すことが生活のメインテーマになります。


月曜日から仕事しないといけないので、とにかくぶっ倒れていられるのは土日のうちだけ。


でも、朝から身体が動かないのよね。

そして身体が動かないと、メンタルもやられていきます。


朝、目覚めて、腕を天井に向けて伸ばして、グー、パー、グー、パーと手を広げる動作をするだけでも一苦労。

指を一本ずつ、人差し指、中指、薬指と順番に動かせることを確認しながら起床準備をします。


とにかくダルい。


朝食の準備も自分の体調を確認してメモ、インスリンの注射器を並べて、指に穿刺して血糖値を計測。

痛いのよね、これ。


痛いのだけど、頭は薄ぼんやりしたまま。

食パンを焼いてたっぷりブルーベリージャムを塗って、熱い紅茶と一緒に食べました。


こういう優等生ちっくな食生活が抗がん剤の副作用を低減させるとわかっていてその効果も実感しているのですが、なんだか機械のように自分の身体をコントロールしてる感じがしてきます。


そう、メンタル的にはどんどん落ち込むのです。


身体はうまく動かないし、だるい。

頭の回転も鈍い。


午前中いっぱいベッドに潜り込んで、それでもぐっすり熟睡したものの気持ちは晴れません。


このままでは精神的に参ってしまいそうです。


昼遅くに目覚めて、まだ身体がだるいのでどうにか気分を変えようと回らない頭を回転させて考えました。


外の天気は雨、テレビから流れるニュースも真っ暗、そんな時は食べ物でなんとかするのが良いかもとたどり着きました。


よし、とっておきの食材を昼食にしましょう!



実は、つい先日の沖縄の追悼の日をきっかけにあれこれ沖縄食材を買ったりしてたのでした。


その中でも滋養強壮に良い「ヤギ汁」、こいつを試してみましょう。



ChatGPTに尋ねると、クセが強いのでオススメしないとはっきりとした回答でした。


でも、こんな時くらいは少しくらい冒険した方が精神に良いはずなのです。


レトルトパウチ食品なので、沸騰したお湯の中で温めること5分。

これだけで気分を変える食事となるのですから、簡単なものです。


温めているのを待つ間に、血糖値計測のための穿刺をして、インスリン注射をして、熱々のヤギ汁をゆっくりといただきました。


うまい!

くさみはありますが、ねっとりとした食感。


「ヤギ、うめー」


ほくほくとした食感を味わいました。

口の中にいれて、ゆっくりとろけるのは今のわたしの体調にあっていそうでした。


そして、まぁ、食べるに従って胃腸への負担がかかり始めたことは感覚が教えてくれました。

消化には悪いんでしょうね。たくさん食べると、胃腸が疲れ始める感覚があります。


そして、案の定、昼食後しばらくもしないうちに再びぶっ倒れました。


食べるのに疲れて、胃腸も疲れて、ぶっ倒れて意識も失って、気がついたら夜8時を回ってたくらい。


でも、悔いはないです。

満足。


昼食にヤギ食った!うまかった!


そういう記憶だけで、メンタルは回復した気がします。