昨日まで自宅にこもっていて、昨日ですらベッドとトイレの間の往復の一日を送っていましたが今日は予定どおり出張旅行に来ております。


体調の話を先に書いておくと、

・胃腸の働きは正常。下痢も止まりました。

・がん疼痛もレスキュー薬の出番ゼロ。列車の揺れなどで増すことなく抑えられています。

・足のむくみは、弾性ストッキングで軽減に成功(後日のブログネタにします)

という感じで、計画通りに体調コントロールに成功して万々歳だったりします。



いや、でも、実は今日の出張行程は大変でした。


新幹線の西明石駅でJR四国の特急券の発券などをするときに、新たな予約が選択不可という文字がたくさん画面に表示されて、なにか不穏な気配がありました。


なんか、いつもと違うのです。


でも、私自身が外の空気に触れること自体が久しぶりだったこともあって、感じた違和感は無視して新幹線で岡山駅へ到着。


そこで、違和感がいろいろなトラブルとして雑に現れました。

そう、情報がバラバラに、雑にそこらに出てきます。


まず、岡山駅から乗るはずだった特急南風が、運転取り止めとなっているというアナウンス。

いきなりです。


どこかに、そんな情報が出てた?


とにかく、発車時刻になっても特急南風は来ません。

みどりの窓口に戻って話を聞くと、これまたよくわからない雑然とした話がありました。


特急南風は運転取り止めになったものと、琴平まで運行するものがあり、さらに琴平から代替バスが出てるはずというもの。


窓口の係員は、

「高知まで行けます」

「指定席は解除されて自由席で運行されます」

「詳しくは、列車の中で聞いてください」

などバラバラなことを教えてくれるのみ。


正直いって、抗がん剤副作用の影響のある私の頭の中で、状況を整理するのが大変でした。


考えることに疲れました。


阪神淡路大震災のあとに経験した、毎日どんどん変わる鉄道輸送の混乱のことをちらっと思い出しました。

そんな時は、そう、考えるのはやめる。

できることからやっていく。


食べられるうちに食べる、休めるうちに休む。


そう割り切ることにしました。

これまでも海外の言葉のわからない空港で、飛ばない飛行機を待ち続けたこともあったじゃない?

それに比べたら、今の状況は遥かにマシ。ただ、体が昔ほど元気じゃないだけ。


割り切ります。


本当は特急列車の中で食べるはずだった駅弁を、駅のホームのベンチで広げます。

次の特急がホームに入ってくるのを待ちます。


そして、やってきた特急南風。

ちゃんと乗れました。ただ、隣の席の人懐っこい男性が横で話しかけてくる環境というおまけ付きでしたが。


彼も不安だったのかもしれませんが、疲れて半分寝ている私にずっと話しかけてくれます。

「お休みになっているところ、すみませんね」

と言いつつ、よくもまぁ、それだけ喋るネタがあるなぁという話を聞きながら琴平へ。


そこで、運転取り止めの理由が土讃線の土砂崩れのためと、ようやくわかりました。



(写真は、高知に到着した後にホテルで見たニュース)


いつも災害に出会うと思うのだけど、災害の原因とか状況とかの情報って中にいるとまったくわからないことが多いよねー。


状況が理解できたところで、琴平から阿波池田までの区間を代替バスに乗せられて運ばれます。


そして、阿波池田と高知はまた次の特急南風に乗ることができるという仕組みで運用が組み立てられていました。


なるほど。

現場ではできる限りの手を尽くして、旅客を運ぶ手立てをこうじてくれています。

ありがたい。


でも、そんな努力している情報が外に全く出ていないのが、残念としか言いようがありません。

岡山駅で、列車の中で聞いてくださいとか言われてもなぁと。とにかく残念。


そして、抗がん剤副作用でまだつらかったりする私のような者にとっては、災害区間を乗り越えられるかの情報が全くなかったのがつらかった。


オストメイトとしてはトイレ問題がいつも気にするところですが、代替バスに乗るために果たしてトイレに行けるのか?などは全くわかりませんでしたしね。

(実際、代替バスにはトイレはついてないので、乗る前の琴平駅でトイレを済ませるなどしておかないといねませんでした。)

私に限って言えば、岡山駅でレッグバッグを装着して、さらに水を買い足したりして万が一に備えました。


そうやって、高知に到着。


備えあれば憂いなしと言いますが、今回の出張旅行については準備段階からいろいろな工夫をしてきました。


その工夫の中身は改めてブログのネタにするとして、それでも言えることは、最悪を想定して準備し過ぎることはないということですね。


今回、改めて分かったのは災害時には、その災害の正体などの情報が入手困難。

その中で、その災害のある中に飛び込むか中止するかの判断基準(これも後日のブログネタにします)は作っておかないといけないし、実は判断基準を決めていたのが今回も役に立ったということ。


そして、現場に飛びこむと決めたあとは考えなくても済むくらいにしておく。頭を使わなくても、身体がひとりでに動くようにしておく。


やっぱり、これが重要ですね。


そんなことを思い起こしながら、気心の知れた仕事仲間に囲まれた高知での夕食を堪能しました。


久しぶりにお酒も飲みました。

美味しい高知のお野菜を食べました。

おさかなも食べました。


体調コントロールをこのためにしてきたことが、すべて良い結果として受け取れました。


とっても満足。

この上なく幸せな夜です。