主治医からは、

「やりたいことを優先してください」

「治療は、そのやりたいことを実現するためにあるのですよ」

と、

わたしのリアル出勤のための背中を力強く押してくれています。


そう、わたしの主治医先生はわたしのやりたいことを優先するために、治療とそのための検査のスケジュールを苦労してやりくりしてくれていました。


その結果、今週は検査と治療が詰め込まれたスケジュールになっちゃってます。


わたしは、わたしで勝手に名前をつけて、

「検査ウィーク」

なんて呼ぶことにしました。


その検査ウィークが、旅行から帰ってきた翌日から始まるわけです。


検査ウィークが、はじまーるよー!


月曜日。

検査ウィークの初日は、骨シンチグラフィ検査。


骨シンチグラフィは骨が活発に活動している場所を見るのに優れた検査で、PET検査が糖を大量消費している場所を見るのに使われるように「骨の活動」に特化しているところに特徴があります。


そんな、骨シンチグラフィ検査を受けるのは多分5度目になります。

でも、なかなか慣れません。


この検査って、とにかく待機時間も長いし撮像時間も長いのよね。


放射線同位体を含む注射をしてから、3時間の待機。

そのあと、1時間近くベッドの上で動かないように固定されての撮像。


朝一番に、注射のためにと病院へ到着。

最近のわたしは朝の交通ラッシュ時間帯の公共交通機関を使うことは諦めて、タクシーを使いまくることにしています。


通院に対しても保険金がおりる契約にしておいたのが、こんな時に役に立ちます。

もっとも今日のこの通院が適用範囲になるかは、今日のところは考えないようにしてたり。全体の通院費で計算したらきっと、ちゃんと補われてるはず。


たぶん。


とにもかくにも朝一番に病院に到着して、コンピュータシステムが起動しない部所があるとかいう院内アナウンスを聞きながら、注射をしてもらえました。


朝の病院はとにかくごった返していて、慌ただしい雰囲気です。


そのあと、3時間の待機。


こんな時、リモートワークな仕事をしているのは便利です。

院内カフェに移動して、オンライン会議に出席したり、会議資料をつくったりしている間に3時間はあっという間にすぎました。


そして、再び同位体元素を使う検査部へ戻ります。


5度目とは言え、慣れてるかというとそうではなかったりします。

なにより骨の痛む箇所が増えてきているので、硬い検査ベッドの上に固定された時に痛むかが心配です。

レスキュー薬(オキノーム)を余分に服用しておくべきか、少し悩みました。


少し悩んだ結論として、今回は痛みレベル2と特定の箇所の痛みはなかったのでレスキュー薬は飲まなくても大丈夫だろうと自己判断。


あと、腕に装着していたリブレ(持続血糖測定器)は剥がすよう指示があったので、パウチを剥がすのに使っている剥離剤でペリっと剥がします。

剥がすと使えなくなるので、事前に予備を内分泌内科でもらっているので剥がしても安心。


ここらあたりは、前回までから変わったことですね。


そして、いよいよ検査ベッドの上に、ベルトで固定されました。

確か前回は、ストーマの上にベルトが当たってストーマを締め付けないようにとか検査技師とやりとりした記憶があるのですが、今回はそんなやりとりや調整は発生しませんでした。


たぶん、ここんとこの抗がん剤がきつくて痩せた反動で、ストーマのあたりが相対的に太ってベルト固定する位置が変わったからかなぁ。


そして固定されたら、その姿勢のままで撮像が始まります。


いつものように全体を撮ったあと、やけに細かな撮像が増えた気が今回はしました。


私はというとタリージェやオキシコドンなどの鎮痛剤のおかげで、うとうとしていてベッドの上に全身固定されていること自体は苦ではありません。


うととうしているたびに、

スポット撮像したりでベッドが動きますよと、検査技師からの声が聞こえて起こされます。

寝汗もかいて背中がかゆいとか思って気になり始めたころに、

「CT撮りますね」

と、SPECT/CTを撮られたりして、これまでより撮影が丁寧にされてるのような感覚も覚えます。


そして、肩甲骨あたりの転移箇所がジワジワと痛み始めて、検査ベッドの硬さをのろいたくなってきたころ、

「終わりますねー」

と検査終了の声がかかりました。


自分ひとりで身体を起こせなくて、検査技師さんに手伝ってもらって検査ベッドの上で上半身を起こしました。


めまいもします。

この辺りが、前回から違ってきてます。

検査ベッドから降りるのもうまくできなくて、技師さんに頼んで杖を手渡してもらいました。


骨の痛みは硬いベッドから降りたらあまり感じなくなりましたので、レスキュー隊を飲まなくても今回はギリギリ大丈夫だったようです。


次回からは、レスキュー薬を1包飲んでおこうとは思いました。


いつもより、丁寧な印象だった骨シンチグラフィ検査。

検査結果は、今週の主治医先生の診察で聞くことになります。


がんの転移が減って、これまで溶けてたところが増骨に転じていたらいいなぁ。