抗がん剤イリノテカンは2週間ごとの投与なので、点滴で投与されてから10日間は普通の食事が食べられません。
「食べてはいけない」ではなくて、食べると猛烈な胃腸の過剰反応とその結果の下痢。そして脱水などによる言い表せないほどの全身のダルがやってくるのです。
最初はこの副作用をなめてかかっていて、とんでもない思いをしました。
ちょっとした拷問を受けた感じになります。
そのため、普通の食事はあきらめてお粥などの食事メニューを10日間続けて、その後の4日間くらいが普通食を摂れる期間となるわけです。
今日はその最終日。
何を食べても大丈夫とはいえ、お腹に残っていると明日のイリノテカン投与直後の副作用に耐えられません。
何事も安全に。
さて、連休で良かったのは、共働き夫婦の家庭としては妻とのんびり過ごせたこと。
この辺りの過ごし方については、世の中のご夫婦がどんな感じなのかは知らないのですが我が家の場合はお互い干渉しないところと協力するところを事前に意識合わせしてるところは強調しておきたいかも。
毎朝、次のような感じ。
「昼食は、それぞれ別々、私は買い物に出るついでに食べるか惣菜を買って帰るつもり。夕食は18時半に台所を使います。何か一緒にするならその時間に相談しましょう」
と妻、
私はそれに応えて、
「昼食は片付けまでこちらですると了解。買い物に出るならタマゴとパイナップルなどのフルーツよろしく。夕食が18時半というなら、その時間帯は風呂をわかして入ってしまうつもり。夕食のおかずは、自分のものは自分で用意するつもりだけど、買い物で何か思いついたのがあればシェアしたいかな」
などと、こんな感じ。
私が抗がん剤の副作用で、食べたいもの、食べられるものがその日その日の容体と気分で変わることもあり、だいたいその都度相談してたり。
病気になる前も、私の家庭菜園の収穫した野菜はだいたい私が処理することもあって台所を使う時間帯をゆずりあうことが多かったので、今のスタイルは私の病気が理由というわけではなかったりします。
そんなふうに互いの時間を調節した昼の食事、私は焼きそばなど作って食べてるところへ、妻はショッピングモールのカフェでのランチしてる写真が送られてたり。
うん、お互いのんびり。休日の最終日を満喫してますね。
私は昼食後、本当は昼寝したかったところだけどネットで依頼したクリーニング店の集荷まで頑張って起きてテレビなど見てたりもしました。
食後に見たのは、NHK ONEで、映像の世紀バタフライエフェクト「将軍ルメイ 悪魔と呼ばれた男」。
いろいろ歴史として知ってはいたものの、資料映像として並べられるといろいろ考えさせられますね。
中でも、太平洋戦争開戦した頃にアメリカで作られたというアニメ映画があったことには正直驚かされました。
そのアニメは、巨大爆撃機の大編隊が日本の都市を焼くという内容。
まさしく大空襲で都市を焼くことが思想としてあったということ。さらに加えて驚かされたのは、制作したのがウォルト・ディズニーというところ。
戦争というものと、政治、そしてアニメ文化という組み合わせのおどろおどろしさ。
当時のアメリカの軍事施設だけを狙う精密爆撃という戦略がとられていたことに対して、無差別爆撃を主張し実行し東京を焼け野原にしたルメイの存在の異質さぎ際立ちます。
番組を見終えたところで、クリーニングの集荷があり連休最後の日のスケジュールは昼寝してそのあとは自動的にお風呂、夕食、病院に行く準備をして就寝という流れにのりました。
うん、良い連休最後の日でした。
明日のイリノテカン投与を受けたら、また副作用とのたたかう日常です。
まぁ、がんばるとしますかねー。
