主治医と相談して抗がん剤治療スケジュールを変更して、1週間の「元気に動ける時間」をいただきました。


「元気に動ける時間」といっても昼寝したりと日中の活動する時間のうちでも休み時間を頻繁にセットしなければなりませんので、一日あたりこなせるイベントはせいぜい一つか二つです。


その元気に動ける時間を使って、旅行6日目にこなしたのは、

・北関東の拠点としていた賃貸マンションの明け渡し

・家族3人揃って久しぶりの夕食

の2つでした。


ひとつ目の賃貸マンションの明け渡し作業は、管理会社の担当者に見てもらって室内に残った汚れや傷の有無をチェックをして鍵を返却すること。

あっさりと済ませることができました。


いろいろな思い出がありますが、単身赴任で引っ越しを繰り返してきたこともあるため今回の明け渡し作業もこれまでにこなしてきた引っ越しのひとつに過ぎません。


あえて言うならば、病気のことがあるのでわたしの人生においては最後の引っ越しかな。


関西の自宅に帰るだけ。

これからは、妻とわたしで二人暮らしをすることになります。


そう、そう考えると私たち夫婦とは別に、関東で仕事をしている娘は新たな旅立ちをするということになりますね。


彼女の新たな拠点は千葉県。


彼女の千葉県への引っ越し作業の方も順調に進んでいて、今週から電気ガスの契約も終えて一人暮らしをスタートさせています。


それはそれで新たな旅立ち、記念の日になります。



そんな記念の日ということもあって、わたしの引っ越しの手伝いに来てくれている妻の提案で家族3人でささやかな夕食会に出かけました。


出かけた先は、わたしが一番リラックスできる北千住にあるお店に設定しました。


それぞれが、わざわざ電車に揺られて北千住に集合!


3人揃って食事をするのは、たぶん1年ちょっと前の年末年始の正月以来。


思い出話からスタートして、今の仕事の話などいつまでも喋るネタはつきません。

特に、妻と娘の2人にとって直接おしゃべりするのは久々なこともあって、夕食を終えたあと北千住駅に場所を移してとにかくおしゃべり、おしゃべり、おしゃべり。

終電を気にしながら、そして私はというと既に疲れてうつらうつら居眠りなんぞもしながら話が続きました。



(夜遅くになりながらも、イチゴのソーダなんぞを飲みながら、おしゃべりが続きました)


そのおしゃべりの中で、わたしにとって重要なものもありました。

私の病気と治療のこと、この病気でこの先起こるだろうと思われるいくつもの予想される出来事についても家族が揃っているところで話ができました。


私が死んだ後の手続きが必要なものに何があるかなど「Xデイ」のあとの時系列に沿って整理して話をすることができましたので、いま必要なものとして、具体的には、

「印鑑登録を忘れずにしておいてね」

などを確認できました。


家族間の書類のやり取りなどの中で、日本においては印鑑証明書は重要ですからね。


私にとっては、終活リストにある項目がまたしとつ消化していけた日になりました。