IRIS療法イリノテカン点滴後の翌朝、つまりday2の朝がようやく来た時の安堵感は言い表せないほどのものでした。
「ようやく、あさが来た!」
そう、夜中にひどいしゃっくり。
胃腸をすべて吐き出しそうなるほど強いしゃっくりで、内臓が飛び出ないようにお腹を押さえないといけないかというくらいでした。
とにかく苦しいので、対処薬としては手持ちのプリンペランを取り出して飲み様子を見ます。
しゃっくりがおさまるまで、20分ほどかかりました。
やっと寝られると思って眠りについて、その後、またひどいしゃっくり。
時計は先の薬を服用してから2時間もたっていません。100分くらい。
仕方ないので、またプリンペラン。
そんな感じで朝を迎えましたが、とにかくつらい。
朝食もまともに食べられないのですが、薬を飲むために何がなんでも食べないといけません。
これがまたきつい。
朝食が終わって、食後に14種類の薬を服用したところで、気が付きました。
プリンペランの残薬がない。残り1錠。
なんということでしょう。
これでは、週末の夜中に眠れない苦しい時間を延々と過ごすことになります。
迷わず、大学病院に電話をしました。
「追加処方をお願いします!!」
即日、診察をして追加処方をしてくれることになりました。
で、そこでわがままな私、午前中の仕事を終えて、午後までの仕事の合間にお願いできますか?
そう、午前中2本の会議、午後3本の会議がオンラインである日でしたが、タクシーで往復ぶっ飛ばせば午後のひとつめの会議だけ欠席するだけで済みます。
そんなわがままなリクエストをしちゃいました。
そして、昼休み時間帯にタクシー呼んで、大学病院へびゅーんと到着。病院玄関前でカロリーメイトをかじってごっくん。昼食はそれだけで済ませて、腫瘍内科の待合室に向かいました。
午後の診察。
昨日に診察してもらったばかりの主治医先生の顔を見た時、これで助かった〜。
マジ、そう思いました。
昨夜の状況を説明し、プリンペランの追加が必要だとリクエストしたところ、
「強く出たのは吐き気ですか? それとも、しゃっくりですか?」
と先生。
そう、しゃっくりでした。
もちろんプリンペランも処方してもらえたのですが、しゃっくり対応にはと、コントミンを処方してもらうことになりました。
その上で、副作用に対する薬の飲み方の指導を改めてしてもらえました。
たとえば、プリンペランは1回あたり2錠を飲むことが可能だとか。
病院に連絡して良かった。
主治医の診察を受けられてよかった。
診察室を出るときに、先生はひとこと、
「本当は、副作用が出た時はぼぉっと寝ていられれば一番なのですけどね、
ヤギさんは、朝からお仕事をしなければならないと思うから、余計に副作用がきつくなるんです」
と。
どうやら交感神経に出る副作用は、そういった仕事をしなければとか、朝どうしても起きなければとか、そういうストレスが症状を強くするらしいとのことでした。
まぁ、仕事をするために、つらくても抗がん剤治療を受けているわけですから。
そんなことを考えながら病院前の薬局で処方箋出して薬を受け取った足で、タクシーを呼んで自宅へビューン。
午後の残りの会議2本をこなして、day2の今日は終了。
薬ももらったし、今晩はもう少し楽に乗り切れるはず!